結論|自社ECのCVRは、LP施策を増やす前に「流入から購入までのどこで最初に止まるか」を確認する
自社ECでは、広告、LP、商品ページ、CRM、価格、オファー、フォームなど、運営側で変えられる箇所が多くあります。
だからこそ、CVRが低いと複数施策を同時に触りやすい。ですが、広告で集めた人が違うのか、広告後の期待が切れているのか、商品を選ぶ理由が弱いのか、購入条件で止まるのかを分けないと改善箇所を誤ります。
1|サイト全体のCVRではなく、商品・流入元・新規/既存で切り分ける
Meta広告だけ、SEOだけ、新規ユーザーだけCVRが低いなら、サイト全体の平均から離れて商品・流入元・新規/既存で切り分けます。入口が違えば、流入前に完了している判断も違います。
2|流入している人と、商品・オファーが合っているかを見る
広告費を増やした直後だけCVRが落ちたなら、LPを直す前に「流入している人と商品・オファーが合っているか」を確認します。クリック数が増えても購入意図の薄い人が増えればCVRは下がります。
3|広告・検索結果で作った期待を、遷移先の最初で回収する
広告のCTRは高いのにLP到達後すぐ離脱するなら、広告・検索結果で作った期待を遷移先の最初で回収できているかを見ます。広告面で完了した判断をやり直さず、次の未完了判断から始めます。
4|「なぜこの商品を選ぶのか」を一つに収束させる
ベネフィット、機能、権威、レビュー、価格が全部並んでいるのに選ばれないなら、「なぜこの商品を選ぶのか」が一つに収束しているかを確認します。情報数ではなく、今必要な判断を一つずつ成立させます。
5|商品差を、使用後の結果までつなげる
機能は理解されているのに競合との比較が価格へ戻るなら、商品差が使用後の結果までつながっているかを見ます。機能数を増やすより、その違いによって使い方・行動・結果がどう変わるかを示します。
6|証拠は、直前の主張を確かめる位置に置く
主張は伝わっているのに「本当か」が残っているなら、レビューや実績を増やす前に、どの主張への疑いを解消する証拠なのかを対応させます。証拠は直前の主張を確かめる位置に置きます。
7|最後に、価格・送料・決済・フォームなど購入条件を見る
カート追加までは進むのに購入完了しないなら、送料、納期、支払方法、フォーム入力、返品条件など購入条件を確認します。ここは商品の魅力ではなく、購入を完了できるかの判断です。
自社ECのCVR改善は、流入から順に一地点ずつ見る
- 商品・流入・新規/既存で切り分ける
- 流入と商品・オファーの適合を見る
- クリック前後の期待をつなぐ
- 選ぶ理由を一つに収束させる
- 商品差を使用結果へつなげる
- 主張に対応する証拠を置く
- 購入条件の摩擦を除く
広告とLP、商品ページとフォームを同時に直すのではなく、最初に止まっている地点を直し、その後に次の未完了判断へ進みます。
まとめ|自社ECのCVRは、流入から購入までを前から順に確認する
CVR改善を広告・LP・フォームのどれかに固定せず、流入前状態から最初に止まる判断を特定します。通過済みの判断をやり直さず、次の未完了判断へ進めることが改善の基本です。