増えたのは、離脱だった
Meta広告のクリック単価を下げることに成功した。アクセス数は増えた。管理画面を見ると、広告は動いているように見える。
しかし、サンクスページには届かない。カートにも進まない。クリックは増えたのに、売上は動かない。むしろ、LPを開いてすぐ戻る人だけが増えている。
見るべき場所は、LPを開いた最初の数秒です。SNSを見ていた読者が広告をタップし、LPに来た。その瞬間に「今の自分に関係ある」と思えなければ、商品説明まで読まれずに戻られます。
広告代理店や制作会社が、CTRやCPCを見るのは自然です。広告の役割は、まずLPに人を届けることだからです。
ただ、クリック後にどこで止まっているかは、広告管理画面だけでは見えません。LPを開いた直後に、読む理由が届いているか。ここを別で確認する必要があります。
最初の数秒で戻られる
Meta広告から来る読者は、検索して商品を探していた人ではありません。SNSを見ている途中で広告が目に入り、少し気になってタップした人です。
その読者がLPを開いた瞬間に、商品スペックや定期コースの案内が出てくる。すると、読者の中では「なぜ急にこの話を見せられているのか」がつながりません。
商品が悪いわけではありません。広告が悪いとも限りません。読む姿勢ができる前に、商品説明が始まっているだけです。
「Meta広告の客は質が低い」と見られがちです。そう感じる場面はあります。ただ、その前に見たいのは、Meta広告から来た読者に合わせた冒頭になっているかどうかです。
最初の数秒で「これは自分に関係ある」と思えれば、読者はスクロールします。そこで止まっているなら、ターゲティングを変える前に、LP冒頭を見る方が早い場合があります。
真似ても残るズレ
競合のLPを見て、「お客様の声」「実績バッジ」「ビフォーアフター」を入れる。見た目は近づいた。情報量も増えた。それでも売れない。
競合LPの見た目や順番は真似できます。ただ、どこで読者が止まり、どこで「これなら自分に必要だ」と思ったのかは、外側からは見えにくい部分です。
お客様の声や実績は、読者がすでに関心を持っているときには補強になります。けれど、冒頭で自分ごとになっていない状態では、「評判は良さそう」で止まりやすくなります。
引きの強い広告は、より多くの人をLPに連れてきます。ただ、LPを開いた直後に読む理由が届いていなければ、より多くの人が戻る流れにもなります。広告で期待を作ったあと、LPの冒頭がその期待に応えているか。ここを先に確認する必要があります。
ターゲティングの前に
「もっと購買意欲の高い人に絞れば売れるはずだ」と考える。ターゲティングを絞る。CPCが上がる。クリック数が減る。コンバージョン数は大きく変わらない。
ターゲティングを見直すこと自体は必要な場面があります。ただ、LPを開いた直後に戻られているなら、誰を連れてくるかだけを変えても限界があります。
今のLPは、SNSを見ていた読者に対して、最初の数秒で「今見る理由」を届けているか。買う理由に進む前に、読む理由で止まっていないか。ここを見ずに広告設定だけを動かすと、同じ場所で離脱が続きます。
- 毎日クリックは来ているのに、サンクスページへの到達がほぼない
- CPCを下げたらアクセスは増えたが、購入は増えなかった
- 競合LPを真似て情報を足したのに、自社では売れない
- ターゲティングを変えるたびに数値は動くが、売上につながらない
順番を決める前に、まずLPで止まっている場所を確認します。
まず、冒頭を見る
クリック率を上げる。CPCを下げる。ターゲティングを調整する。どれも必要な打ち手です。広告の役割は、LPに人を届けることだからです。
ただ、クリックは来ているのに売れない場合、次に見る場所は広告設定だけではありません。LPを開いた読者が、最初の数秒で「今の自分に関係ある」と思えているか。ここで止まっていれば、商品説明もレビューも実績も読まれません。
広告を変える前に、まず冒頭を見る。クリックが売上に変わらないとき、最初に確認したい場所はそこです。