広告費を増やした結果だけ見て、「広告が悪い」と決めない
広告を増やして売上が伸びないと、入札、ターゲティング、クリエイティブを疑いたくなります。
ただ、広告の役割は購入者を商品ページへ連れてくるところまでです。
まずこの2つを分けます。
最初に見るのは、表示 → クリック → 商品ページ → カート → 購入
クリックが増えないなら、まず広告側を疑う
広告は表示されているのにクリックされないなら、ページへ来る前で止まっています。
- 商品を欲しい人へ配信できているか
- 広告だけで何の商品か分かるか
- クリックした後に何が分かるか期待できるか
- 競合広告と比べて見る理由があるか
この状態では、商品ページだけを直してもページへ来る人数は増えません。
クリックは増えたのにカートへ進まないなら、広告設定だけを直し続けない
広告から商品ページまで人が来ているなら、次はページ以降を見ます。
クリック後の商品ページでは大型写真と機能一覧だけで、設置寸法や狭い部屋での使用例がない。
広告で作った期待と、商品ページで判断できる情報がつながっていません。
この場合、広告のCTRをさらに上げても、ページ上の未完了判断は残ります。
広告で集めた人と商品が合っていなければ、ページ改善だけでも直らない
クリック後のCVRが低いとき、商品ページを原因に固定するのも危険です。
「安さ」を期待してクリックした人へ高価格商品を見せる、「初心者向け」と広告したのに専門仕様の商品へ送るなど、流入そのものが商品とずれている場合があります。
広告クリエイティブとLPの説明が一段飛んでいるケースは、AIで作ったLPに広告を流しても売れない理由でも扱っています。
カートまで進むなら、広告より購入条件を見る
カート投入まで進んでいるなら、広告は購入候補を連れてきています。
そこから購入されない場合は、送料、納期、在庫、決済、会員登録など購入直前の条件を確認します。
購入までのどこで人数が落ちたかを見て、次に直す場所を決めます。
広告を増やす判断は、クリック後まで確認してから
広告から来た人が一定割合でカート・購入へ進んでいるなら、広告量を増やす意味があります。
一方、同じ場所で大量に離脱しているなら、広告費を増やす前にその停止を改善します。
売上が伸びないときに集客不足かどうかを分ける方法は、自社ECの売上が伸びないのは集客不足?で整理しています。
この個別原因だけでなく、自社ECのCVRがどこで止まっているかを全体から切り分けたい場合は、自社ECのCVR改善で施策を増やす前に確認する7つの順番から確認できます。