結論|制作実績の件数は「経験量」を見る数字。最終比較は、担当範囲と数字が出た条件まで見る
制作実績の件数は、見なくてよい数字ではありません。継続してMakuake案件に関わってきた経験量を知る材料になります。
ただし、制作実績の件数が多い会社ほど、自社商品のページ制作に合うとは限りません。 同じ「Makuake実績1件」でも、デザインだけ担当した案件と、構成・コピー・撮影・入稿まで担当した案件では、実績の意味が違うからです。
「何を任せられる会社か」を聞く入口として使うと、比較しやすくなります。
制作実績の件数が多いことには意味がある。ただし、能力の順位表にはしない
制作会社の公開ページでは、年間の担当件数、累計応援購入額、目標達成率などを実績として掲げる例があります。こうした数字は、Makuake案件を繰り返し経験していることや、一定数の案件を運用できる体制を知る材料になります。
一方で、件数だけではその会社が成果にどこまで関与したかが分かりません。ページのデザインだけ担当したのか、商品整理から構成・コピーまで担当したのか、事前集客や広告運用まで含んでいたのかで、同じ「1件」の中身が変わります。
公開されている発注を見ると、同じ「Makuake制作1件」でも担当する仕事が違う
実際の発注を見ると、Makuake制作という同じ名称でも、依頼されている仕事は大きく分かれています。
商品情報、構成、本文、仮組みまで依頼側で用意し、Makuake向けの見せ方を制作側へ任せる。
既存原稿はあるが、訴求順や構成の整理、デザインまで制作側に提案を求める。
商品の物撮り、使用シーン、撮影構成から、一覧で使うサムネイルまで一貫して依頼する。
構成・コピー・クリエイティブに加え、公開前の集客、広告、PR、数値管理まで支援範囲に含める。
この4つを同じ「Makuake実績1件」と数えると、件数だけでは、その会社に何を任せられるかを比較できません。
CrowdWorks|構成・本文・仮組み済みでデザインを依頼
CrowdWorks|制作実績に加え、構成提案の深さやカテゴリ経験を確認
CrowdWorks|商品撮影とサムネイル制作を一貫して依頼
Lancers|構成・画像加工・入稿まで依頼し、Makuake経験や商業デザイン経験を確認
Lancers|ディレクション、コピー、デザイン、撮影を別予算で分けた発注
応援購入額を見るなら、「ページ制作だけの結果か」も確認する
Makuake公式では、プロジェクトページ制作とWEB広告配信を別の追加費用として案内しています。つまり、同じプロジェクトの応援購入額でも、ページ制作だけで生まれた数字とは限りません。
公開されている発注にも、ページ制作だけを依頼する案件と、事前集客・広告・PR・数値管理までまとめて依頼する案件があります。
商品整理、構成、コピー、撮影、デザイン、入稿のどこまで担当したか。
公開前リスト、既存顧客、広告、PRなど、ページ外の集客を誰が担当したか。
最高事例なのか、成功案件だけなのか、担当した全案件を含む数字なのか。
カテゴリ、価格帯、ブランド認知、商品理解の難しさが自社にどの程度近いか。
応援購入額が大きいこと自体は強い実績です。ただし、その数字を自社商品の依頼先選びに使うなら、数字が生まれた条件まで一緒に見る必要があります。
制作会社の実績は、この5項目まで聞くと比較できる
相談時に、実績ページを見ながら次の5つを確認すると、自社に近い条件の実績かどうかを判断できます。
- この実績で、御社が担当したのはどこまでですか。
構成、コピー、撮影、デザイン、入稿、広告、PRの担当範囲を分けて確認する。 - 掲載している数字は、最高事例・一部事例・全案件のどれですか。
累計、最高値、平均、達成率を同じ数字として扱わない。 - その案件では、広告や公開前の集客がどの程度ありましたか。
ページの力と、ページへ人を連れてくる施策を分けて見る。 - 自社商品に近い案件では、何を担当しましたか。
同カテゴリかだけでなく、価格帯と担当範囲まで近い実績を確認する。 - 契約後、実際に構成・コピー・デザインを担当するのは誰ですか。
会社全体の実績と、自社案件を担当する人の経験を分けて確認する。
「その実績で何を担当しましたか」まで聞くと、その数字が何を担当した実績なのかまで分かります。
制作実績の件数を重く見てよい場面もある
制作実績の件数を軽視する必要はありません。自社が求める仕事と、件数が示す経験が一致しているなら、重要な比較材料になります。
入稿、画像仕様、審査前後の修正、公開日までの進行など、繰り返し経験が役立つ仕事を任せる場合。
自社商品の価値整理や説明順まで依頼する場合は、制作実績の件数に加え、その部分を担当した実績を確認する。
つまり、制作実績の件数の意味は依頼したい仕事によって変わります。 デザインを任せたいのか、ページ全体の構成から任せたいのかを先に決めると、実績の見方も決まります。
Makuakeから制作会社を紹介してもらう場合も、契約範囲は確認する
Makuake公式は、実行者側でページ制作が難しい場合に外部制作会社を紹介できると案内しています。現在の公式案内では、制作費用の目安は30万円からです。
同時に、制作素材の二次利用などは制作会社との契約内容により異なるとも記載されています。公式から紹介された場合でも、制作範囲、納品物、修正回数、素材の二次利用、公開後の対応まで同じとは限りません。
制作会社を比較するときは、「Makuakeの実績があるか」の次に、自社が必要な仕事を契約の中でどこまで担当してもらえるかを確認します。
結論|実績件数は、制作会社を選ぶ答えではなく、次に何を聞くかを決める材料
Makuake制作会社の実績件数、累計応援購入額、達成率は、候補を絞るための有効な情報です。
ただし、その数字だけで依頼先を決めると、自社が必要としている仕事と、その会社が実績で担当してきた仕事がずれることがあります。
まず件数を見る。その次に、担当範囲、その数字の対象件数、広告・事前集客の有無、自社商品との近さ、実担当者まで確認する。この順番なら、実績の大きさではなく、自社のMakuakeページで必要な仕事を任せられるかで制作会社を比較できます。
CrowdWorks・LancersでMakuake/クラウドファンディング制作の独立した公開発注15件以上を確認しました。発注側は、制作実績の有無だけでなく、担当範囲、カテゴリ経験、ポートフォリオ、構成提案の深さ、コミュニケーション、広告運用経験などを条件として挙げています。
CrowdWorks|Makuake掲載を見据えたLPデザイン制作
CrowdWorks|ヘアドライヤーのLP制作
CrowdWorks|撮影込みクラファンページ制作
Lancers|Makuake用LP制作
Lancers|マクアケLP作成依頼
Makuake公式|料金・手数料/制作会社紹介