結論|プレビューは「誤字がないか」を見るだけの画面ではない

Makuakeの公開前には、審査対応、修正文言、画像、リターン、公開日時など確認することが多くあります。

そのため最終プレビューも、「指摘された箇所は直ったか」「誤字はないか」で終わりやすくなります。

しかし、公開されたあとにページを見るサポーターは、編集履歴も審査の経緯も知りません。表示されたページだけを見て、商品を理解し、必要性を判断し、価格とリターンを比較して応援購入するか決めます。

公開前プレビューでは、「公開できる状態か」と「ページだけで応援購入を判断できる状態か」を分けて確認します。
同じ画面を見ますが、確認している合格基準は2つです。

Makuake公式では、審査通過後に実行者がプロジェクトページの最終確認を行い、その後に表記審査へ進む流れを案内しています。また、編集画面のプレビューは共有用リンクを発行でき、他の人にも見てもらえます。

この共有機能を、単なる社内確認ではなく、商品説明を受けていない人がページだけで判断できるかを確かめるテストとして使います。

Makuake公式:
プロジェクトページ作成〜公開までの流れを知りたい
編集中のプロジェクトページを他の人に見てもらうことができますか?

1|キービジュアルとタイトルだけで、何の商品か分かるか

最初に本文を読まず、キービジュアルとタイトルだけを見ます。

ここで確認するのは、画像がきれいかどうかではありません。

Makuake公式は、キービジュアルにはサイト内やSNSで興味を引く役割があり、タイトルはキービジュアルと補完しながら、商品・サービスの特徴や得られる体験を伝える役割があると説明しています。

キービジュアルに説明を詰め込み、タイトルで同じ内容を繰り返すと、2つの表示枠を使って同じことを言う状態になります。

確認方法:
キービジュアルとタイトルだけを第三者に見せ、「何の商品で、何が気になったか」を一文で答えてもらいます。商品説明を口頭で補った時点で、プレビュー検収にはなりません。

2|ストーリー3文で、本文を読む理由ができているか

次にストーリーを見ます。

Makuake公式では、ストーリーはタイトル下に表示されるプロジェクトの要約で、3文を読むと概要が分かる状態を推奨しています。

ここで会社紹介や開発経緯から始めると、読者はまだ「自分に何が関係するのか」を決められません。

公開前は、ストーリーだけで次の3つが分かるか確認します。

確認すること読者が答えられる状態
どんな場面のための商品か「これは○○するときのための商品だ」と分かる
今の選択肢と何が違うか「今までの○○では足りなかった部分が違う」と分かる
本文で何を確かめればよいか「本当にその違いがあるのか続きを見たい」と思える

ストーリーは本文の要約ですが、本文を読まなくても全部分かる必要はありません。続きを読むための判断材料が揃っているかを見ます。

3|最初の1画面で「自分に必要か」を判断できるか

キービジュアルとタイトルでクリックされても、本文の最初で読む理由が切れれば、その先の機能や証拠は見てもらえません。

Makuake公式も、本文の最初の画面をファーストビューとし、問題提起、解決策、得られる生活などを重要な要素として挙げています。

ここでは、商品の機能数ではなく、読者が次の順番で理解できるかを確認します。

自分に起きている場面 → 今の選択肢で残る不便 → この商品で何が変わるか

たとえば「航空宇宙素材を採用」「独自構造で4層」のような機能が最初に出ても、その前に何の使用結果を良くする情報なのかが決まっていなければ、読者は自分で意味を補う必要があります。

プレビューでは、機能を消した状態でも「誰の、どんな場面を変える商品か」が残るかを見ます。

Makuake公式:
サポーターの心を掴む!ページ内で押さえるべき4箇所

4|機能・数値・証拠が「何を確かめる情報か」分かるか

本文の中盤では、素材、構造、性能、試験結果、比較、レビューなどが増えます。

情報量が多いページで起きやすいのは、内容が足りないことより、その情報を何の判断に使えばよいか分からなくなることです。

公開前プレビューでは、各機能や証拠の直前を見てください。

「高品質素材」「第三者機関で試験済み」「特許取得」と書いてあっても、その事実が購入判断のどこにつながるか分からなければ、情報は増えても判断は進みません。

公開前は、一つの証拠を見るたびに新しい評価基準を作らなくて済む順番になっているか確認します。

5|リターンを価格の安い順に見ても、違いを比較できるか

サポーターは本文を理解したあと、どのリターンを選ぶか判断します。

Makuake公式では、複数リターンは価格の安い順に表示され、5〜10個程度の設定を推奨しています。

そのため、管理画面で登録した順番ではなく、実際に価格順で並んだプレビューを見て確認する必要があります。

確認項目止まりやすい状態
単品とセットの違い価格は違うが、何個・何が付くのか読み直さないと分からない
早割の違い割引率だけが違い、売り切れ後にどれを選べばよいか分からない
カラー・サイズ選択方法や対象者がリターン説明の離れた場所にある
配送時期同じ商品なのに配送月の違いを見落としやすい

リターンの数を減らすことが目的ではありません。同じ上位判断で比較できるよう、名前、価格、内容、配送条件の書き方を揃えます。

早割の数量と価格差の決め方は、Makuakeの早割は何%・何個にする?初日と売り切れ後から逆算する決め方で整理しています。

Makuake公式:
複数のリターンを設けることは可能ですか?

Makuakeページ制作
公開できるページで終わらせず、応援購入するか判断できる状態で公開する。
商品資料、価格、リターン、証拠、写真を別々に確認するのではなく、サポーターが見る順番に並べ、公開前プレビューで判断が止まる場所まで確認します。
Makuakeページ制作を見る
公開前の案件が対象です。公開中プロジェクトへの途中対応は行っていません。

6|配送時期・仕様・価格・注意条件が本文と一致しているか

応援購入の直前では、商品の魅力だけでなく条件も確認されます。

Makuake公式のサポーター向け案内では、リターン詳細、プロジェクト本文、リスク&チャレンジなどを確認したうえで応援購入するよう案内しています。

ここで本文と条件欄の表現がずれると、読者は「どちらが正しいのか」を判断できません。

サポーター分科会でも、購入前に原材料を実行者へ問い合わせている間にリターンが売り切れた経験から、ページ上に詳細情報を載せてほしいという意見が出ています。

問い合わせが来ること自体が悪いわけではありません。ただ、購入前に必ず必要になる情報がページにないため毎回問い合わせが必要になるなら、公開前に載せられるか検討します。

Makuake公式:
プロジェクトページの見方を知りたい
「外部有識者会議 サポーター分科会」開催報告

7|最後はスマホで、商品を知らない人に説明なしで見てもらう

最後の確認は、制作した本人だけでは不十分です。

作った本人は、画像が何を示しているか、専門用語が何を意味するか、各リターンの違いをすでに知っています。ページに書かれていなくても頭の中で補えてしまいます。

Makuake公式では、プレビューURLを他の人へ共有でき、同じURLをスマートフォンで開くとスマートフォン版を確認できると案内しています。

そこで、商品説明を受けていない人にスマートフォンでページを見てもらい、次の5問だけを聞きます。

質問確認していること
これは何の商品ですか?キービジュアル・タイトル・ストーリーで対象が確定するか
どんな人に必要ですか?使用場面と対象者が伝わるか
今ある商品と何が違いますか?選ぶ基準と商品の違いが伝わるか
なぜ今Makuakeで応援購入しますか?新しさ、価格、限定条件、先行性など今応援購入する理由があるか
応援購入するなら、どのリターンを選びますか?価格・内容・配送条件を比較して一つ選べるか

答えられなかった質問が、そのまま公開前の修正候補です。

「商品のことを知らないから分からない」は不合格理由ではありません。公開後に初めて見るサポーターも、商品のことを知らない状態からページを読み始めます。

Makuake公式:
スマートフォン版のプレビューページを確認することはできますか?
編集中のプロジェクトページを他の人に見てもらうことができますか?

公開前は、2つの合格基準を混ぜずに確認する

公開前の最終確認で見ることを整理すると、2つに分かれます。

合格基準確認すること
公開するための確認審査対応、表記、証拠、リターン条件、配送、リスク情報などが正しく反映されているか
応援購入を判断するための確認何の商品か、誰に必要か、何が違うか、なぜ今Makuakeで応援購入するのか、どのリターンを選ぶかをページだけで判断できるか

審査対応は必要です。担当キュレーターの確認や助言も、公開までの重要な工程です。

そのうえで、最終プレビューでは実行者側でもサポーターの読み順に切り替えます。

「修正指示どおり直っているか」で一周し、「このページだけで応援購入するか判断できるか」でもう一周する。
同じプレビューを2回、違う合格基準で見ると、公開前の確認漏れを減らせます。

審査通過後でも応援購入が伸びないページの原因を詳しく見る場合は、審査通過後に応援購入が伸びない原因を解説した記事をご覧ください。

申込み率そのものを公開前に設計する順番は、Makuakeの申込み率を上げる|公開前に決める7項目で整理しています。