撮影・原稿・リターンが、別々の担当者で進んでいませんか
商品資料をカメラマンへ送る。ライターには開発背景を渡す。社内では価格とリターン数を決める。広告担当は「最大〇%OFF」で事前告知を始める。
各担当者の作業は進みます。しかし、写真は商品の見た目、原稿は作り手の想い、広告は割引率を伝えている。読者がどんな場面で困り、何を見れば商品の違いを理解できるのかは、担当者ごとに答えが違います。
公開直前に素材を一つのページへ集めると、事前告知で気になった内容が冒頭にない、商品の違いを確かめる写真がない、自分に合うリターンが分からない、という食い違いが残ります。
Makuakeは公開後にページとリターンを原則変更できない
公開後に「トップ画像を変えたい」「商品の違いが分かる写真を足したい」「リターンの内容を組み直したい」と気づいても、Makuakeでは原則としてプロジェクトページを変更できません。リターンの変更や取消も原則できません。
公開前に用意した写真、原稿、価格、リターンを使って、公開期間を走ることになります。公開日が近づくほど、写真の撮り直しやリターンの組み直しに使える日数もなくなります。
事前告知で気になった内容の答えをページ冒頭で見せ、写真で商品の違いを確認させ、迷わず選べるリターンを用意します。
Makuake公式でも、ページ作成と事前告知を含む準備期間の目安を2〜3か月と案内しています。公開日だけを先に決めるのではなく、撮影、原稿、価格、リターンを決め直せる期間まで確保する必要があります。
参考:Makuake公式「はじめてのMakuake」/Makuakeヘルプ「公開後、プロジェクトページは修正できますか?」
申込み率を作る写真・原稿・価格は、公開前に決まる
申込み率は公開後に計測されます。しかし、その数字を作る写真、原稿、価格、リターンは公開前に決まっています。
まず、誰がどの場面で困っているかを決めます。次に、今使っている商品ではなぜ解決しないのかを確認します。その原因を解決できることが分かる写真を撮り、写真で確認できる違いを文章で説明します。最後に、読者が迷わず選べる価格とリターンを用意します。
公開前に決める7項目
次の7項目は、チェック欄を埋めるための一覧ではありません。前の項目で決めた答えを使って、次の写真、原稿、価格、リターンを決めます。
- Makuakeで出す意味がある商品か。
一般販売前に知る価値があり、初めて見る人でも既存商品との違いを短時間で確認できるかを見ます。 - Makuakeを何のために使うか。
売上を作るのか、需要を確かめるのか、一般販売前に認知を広げるのかを決めます。目的によって、目標金額と強く伝える内容が変わります。 - 誰が、どの場面で最も困っているか。
性別や年代だけではなく、いつ、どこで、何に困っている人かまで決めます。撮影場所、モデル、使用場面は、この答えから決まります。 - 今使っている商品では、なぜ解決しないか。
現在の代替品と、使っても残る不満を確認します。その不満が残る原因と、この商品なら解消できる理由を、写真と文章で示します。 - 商品の違いを、どの写真で証明するか。
外観写真だけでなく、使う場面、動作、サイズ、既存商品との差、使用後の変化を確認できる写真を決めます。 - 誰が、どのリターンを選ぶか。
価格差だけで分けず、一人用、家族用、複数購入など、選ぶ人と使い方の違いが分かる形にします。 - 事前告知で伝えた悩みの解決を、ページのどこで見せるか。
SNSや広告で気になった内容の答えを、ページ冒頭の見出しと写真で確認できるようにします。
誰の悩みかを決めてから、写真・原稿・リターンを作る
7項目を同時に考えるのではありません。前の答えを使って、次の作業を決めます。
この順番なら、誰の悩みを商品のどの違いで解決するかを、カメラマン、ライター、デザイナー、広告担当が同じ言葉で説明できます。撮影後に必要な写真が足りない、原稿完成後に説明順を変えたい、公開直前にリターンを組み直したい、という戻りも減らせます。
商品調査から構成、コピー、デザイン、撮影指示、管理画面への入稿までを同じ順番で進める場合は、Makuakeページ制作の考え方をご確認ください。
各担当者が別々に進めると、広告・写真・原稿が違う話を始める
問題は、各担当者の技術ではありません。撮影や原稿を始める前に、「誰のどの悩みを、どの写真で解決できると示すか」が決まっていないことです。
Makuakeページ制作と撮影を始める前の確認項目
次の問いに、社内の誰が答えても同じ内容になるかを確認します。
- Makuakeを使う目的を、一文で説明できる
- 最も必要とする人を、具体的な使用場面まで説明できる
- その人が今使っている商品と、使っても残る不満が分かっている
- この商品なら、今の不満が解消する理由を機能名だけに頼らず説明できる
- 各写真で、読者に何を確認してもらうかを説明できる
- 各リターンを選ぶ人と、価格差の理由を説明できる
- 事前告知で伝えた内容を、ページ冒頭のどこで見せるか決まっている
同じ質問への回答が担当者ごとに違う場合は、撮影や原稿を先へ進めるほど、公開直前に素材の組み直しが必要になりやすくなります。先に「誰へ何を伝えるか」を決めてから、制作を始めます。
担当した60プロジェクトで、何度も確認した公開前の3つの食い違い
目標到達の有無を問わず含む全案件平均であり、特定のプロジェクトだけを抜き出した数字ではありません。
商品、価格、公開時期は案件ごとに異なります。それでも実務では、次の食い違いを何度も確認しました。
- 事前告知で伝えた悩みと、ページ冒頭で始まる話が違う
- 商品の違いを文章で説明しているが、読者が確認できる写真がない
- リターンの価格差はあるが、誰がどれを選ぶべきか分からない
この3点を公開前に確認し、食い違いを直しておくと、公開後になって「ここを直したい」と気づく箇所を減らせます。広告やSNSで集めた人にも、事前告知で気になった内容の答えをページ内で渡しやすくなります。
Makuakeの申込み率を上げるなら、撮影より先に作る順番を決める
最初に決めるのは、コピーの言い回しや写真の雰囲気ではありません。誰がどの場面で困っているか、今使っている商品ではなぜ解決しないかを決めます。
次に、その原因を解決できることが分かる写真を撮り、写真で確認できる違いを文章で説明します。最後に、誰がどのリターンを選ぶか分かるように、内容と価格差を整理します。事前告知で伝えた内容の答えは、ページ冒頭に置きます。
公開後の広告や活動レポートは、このページへ人を連れてくる手段です。公開前に伝える内容と順番が決まっていれば、広告やSNSから来た人がページ冒頭で離脱しにくくなります。