通った。でも止まった
何度も修正指示が来る。薬機法・景表法に触れそうな表現を削る。エビデンスの確認に対応する。キュレーターとのやり取りが続く。
ようやく承認が下りる。公開日を迎える。アクセスは来る。初日は身近な人からの支援も入る。
しかし、翌日から支援額が動かない。審査に通ったのに、支援ボタンが押されない。
審査通過は、公開のために必要な入口です。ただ、ページを見た人が今申し込む理由を受け取れていなければ、公開後に支援は伸びにくくなります。
審査対応は必要です。規約に沿って、安全に公開できる状態にすることは欠かせません。
ただ、審査に通すために整えたページが、そのまま支援されるページになるとは限りません。公開前に、制約の中で申し込む理由が届いているかを確認する必要があります。
削るほど薄くなる
薬機法の制約で効果効能の表現を削る。景表法の基準で比較表現を外す。エビデンスが弱い記述を取り除く。
これは必要な作業です。公開する以上、安全な表現に整える必要があります。
ただ、削ることだけを進めると、商品の違いが伝わりにくい無難なページになっていくことがあります。
キュレーターの役割は、規約に沿って安全に公開できる状態を整えることです。これは必要な役割です。
ただ、支援ボタンに進む理由が届いているかは、別で確認する必要があります。安全な表現に整えたあと、読者が「今このプロジェクトに申し込む意味」を受け取れているかを見る必要があります。
掲載実績で見えること
「Makuake審査対応」「掲載実績〇〇件」と書かれた外注先を見る。実績があるから安心だと思いやすい。
審査経験が豊富なことは、たしかに安心材料です。公開までの流れを知っている。必要な書類や表現調整に慣れている。これは大きな価値です。
ただ、その実績が示しているのは、主に公開までの進行経験です。公開後に支援される理由が届いているかは、別で確認する必要があります。
Makuakeに掲載されれば、一定の支援が集まるはずだと考えるのは自然です。プラットフォームに期待があるからです。
ただ、掲載されたあとに支援されるかどうかは、ページを見た人が自分に必要だと思える理由を受け取れているかで変わります。
過去に審査で苦労した経験があると、次のプロジェクトでは「確実に通すこと」を優先したくなります。これは自然です。ただ、通すことだけを優先すると、支援される理由が後回しになることがあります。審査対応と、支援ボタンに進む理由の確認は、分けて見る必要があります。
制約の中で届ける
規約に沿った表現にするほど、言えることは限られます。特にサプリ、美容機器、健康系の商品では、言い切れない表現が増えます。
だからこそ、制約の中で「今申し込む理由」を届ける必要があります。
スペックと企業理念だけを淡々と並べれば、安全なページには近づきます。ただ、それだけでは支援ボタンに進む理由が届きにくいことがあります。
安全な表現にすることと、申し込む理由を届けることは両立できます。見るべきなのは、削られたあとに何が残っているかです。
依頼前に見る場所
ヒアリングで分かること
外注先との最初のヒアリングで、ある程度見えてくることがあります。
「薬機法・景表法に準拠した表現に直します」「審査を通るよう修正します」という説明が中心なら、公開までの進行や審査対応を主に担う相手です。
一方で、「支援者が今使っている選択肢への不満はどこにあるか」「その不満がこの商品でどう変わるのか」まで聞いてくる相手なら、支援される理由まで見ようとしている可能性があります。
過去実績で見ること
「審査に通ったプロジェクト数」は、審査対応の経験を示します。
一方で、「目標金額に対してどれくらい支援が集まったか」「申し込み率がどう変わったか」は、支援されるページを作れているかを見る材料になります。
両方とも大事です。ただ、見ているものが違います。
以下の状態が続いているなら、審査対応の前に確認すべき場所があります。
- 審査対応とキュレーターとのやり取りに社内リソースが取られ、支援される理由を確認する時間がなくなっている
- キュレーターの修正指示通りに削った結果、商品の違いが伝わりにくいページになった経験がある
- 審査経験豊富な制作代行に依頼して公開はできたが、支援額が初日で止まった
- 審査に通ることが目標になり、公開後に支援される理由の確認が後回しになっている
規約に沿いながら、支援ボタンに進む理由が届いているかを診断レポートで整理します。
プロジェクトページのURLを送るだけで、2営業日以内にお送りします。
まず、申し込む理由を見る
審査対応は必要です。規約に沿って公開できる状態にすることは、Makuakeに参加するための入口です。
ただ、審査に通ったあとに支援されるには、ページを見た人が今申し込む理由を受け取れている必要があります。
制約の中で、その理由が届いているか。削ったあとに、選ばれる理由が残っているか。そこを確認すると、審査対応とページ改善を分けて進めやすくなります。