先に結論:現在は「Makuake STOREか楽天か」の二択ではない

Makuake STOREは、Makuakeでデビューした商品の継続販売を支えるサービスです。さらに現在は、Makuake STORE自体が楽天市場、Yahoo!ショッピング、TikTok Shopなどへ展開しています。実行者の商品について、販売・プロモーション・物流まで代行する仕組みも提供されています。

つまり、Makuake後の選択肢は、単純な「Makuake STOREに置く/楽天に置く」ではありません。Makuake STORE側の仕組みを使って一般販売を広げる方法と、自社で楽天・Yahoo!・自社ECを運営する方法を分けて考える必要があります。

Makuake STOREを優先しやすいのは、Makuake後の販売運用まで自社で抱えたくない場合

株式会社マクアケは、一般販売へ進んだ中小企業から、商品ページ運用、受注・発送、広告運用などの費用・人的負担によって利益確保に苦戦する声があったと説明しています。Makuake STOREのECモール展開は、こうした業務を一定範囲で代行する方向へ拡張されています。

そのため、Makuakeで商品デビューはできたものの、自社に楽天やYahoo!の運用担当者がいない、物流や販促まで新たに抱える余力が少ない場合は検討しやすい選択肢です。

楽天・Yahoo!へ自社で出店する意味は、売り方を自社で積み上げられること

自社でモール店舗を運営すれば、商品ページ、価格、ポイント、イベント施策、広告、レビュー蓄積、店舗内回遊などを自社の方針で改善できます。Makuakeで売れた商品だけでなく、他の商品も含めて店舗全体を育てたい企業にはこの違いが大きくなります。

一方で、モールではMakuakeのプロジェクトページとは違い、同カテゴリの商品と価格・レビュー・配送条件などで比較されます。Makuakeの画像や達成実績を移植するだけではなく、一般販売で「他の商品ではなく、なぜこれを選ぶのか」を作り直す必要があります。

自社ECを優先する意味は、購入後も自社で顧客接点を持つこと

自社ECは、ページ構成、広告の受け皿、メール・LINEなどの継続接点、関連商品の提案まで自社で設計できます。Makuakeで得た認知を、一商品の販売だけでなくブランド全体の顧客基盤へつなげたい場合に向いています。

ただし、モールの集客力にそのまま乗れるわけではありません。広告、SEO、SNS、既存顧客など、自社で流入を作る仕組みが必要です。

販路は「どこが売れるか」より「何を自社に残したいか」で選ぶ

優先したいこと検討しやすい選択肢
Makuake後の販売・販促・物流の負担を減らしたいMakuake STORE側の一般販売支援
楽天・Yahoo!で店舗全体の売上や運用ノウハウを育てたい自社でモール出店・運営
顧客情報や購入後の接点を自社資産として蓄積したい自社EC
販路を一つに絞らず役割分担したい複数販路。ただし在庫・価格・運用体制を先に整理

商品によっては併用できます。重要なのは、販路数を増やすこと自体を目的にしないことです。運用負荷まで含めて、どこを自社で持ち、どこを外部の仕組みに任せるかを決めます。

Makuake終了直後に注意したいのは一般販売価格

Makuakeのヘルプでは、プロジェクト終了後に他販路で一般販売する場合、リターン配送完了から3か月間は、プロジェクトページに記載した価格より安い価格で販売しないことが案内されています。Makuake STOREを含む他販路が対象です。

販路を決める前に、価格・クーポン・ポイント施策の開始時期を確認してください。
一般販売を急ぐあまり、Makuakeサポーターに不利益が生じる価格設定にならないよう注意が必要です。

Makuake後に最初に決めるのは、販路名ではなく一般販売の運営体制

自社にモール運用・広告・物流の担当者がいるのか。商品ページを継続的に改善できるのか。自社ECへ集客する手段があるのか。ここが決まると、Makuake STORE、自社モール出店、自社ECの優先順位も決めやすくなります。

Makuakeで売れた商品を一般販売でも続けて売るには、販売先だけでなく、販売後に誰が運営するかまでセットで決める必要があります。

Makuake後の一般販売
Makuakeで売れた理由を、一般販売で選ばれる理由へつなぎ直す。
販路・価格・商品ページ・集客のどこから手を付けるべきかを整理し、一般販売へ移行します。
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