一般販売は、「販売できる日」と「売り始める日」を分けて決める

Makuakeの現行ルールでは、プロジェクト開始からリターン配送完了まで、Makuake以外の販路で同一の商品・役務を販売しないことが定められています。

つまり、配送完了は一般販売開始の最低条件です。

ただし、配送が終わったからといって、翌日から必ず販売を始める必要はありません。

5条件が揃う最短日は、
「販売可能日」です。実際の販売開始日は、その日以降から決めます。

この記事では、配送・未解決対応・在庫・価格・商品ページの5条件が揃い、実務上一般販売へ進める最短日を「販売可能日」と呼びます。

実際のMakuake公開事例でも、発送終了後すぐ一般販売へ進む商品がある一方、発送終了後に一般販売用在庫を追加製造し、その在庫ができてから販売すると案内している商品もあります。

一般販売開始日は一律ではありません。Makuakeのルールを満たしたうえで、自社側の販売条件が揃う日を決めます。

1|リターン配送が完了している

最初の条件は、Makuakeサポーターへのリターン配送が完了していることです。

Makuakeでは、プロジェクト開始からリターン配送等が完了するまで、Makuake以外の販路で同一の商品・役務を販売・提供しないことが遵守事項として定められています。

一般販売用の商品ページ制作や販路準備は配送完了前から進められますが、販売開始とは分けて考えます。

配送中に進めるもの / 完了後に進めるもの
配送中に進める
一般販売先の選定、商品ページ制作、価格計算、在庫計画、レビュー・問い合わせの整理。
配送完了後
Makuakeのルールとサポーター対応状況を確認したうえで、同一商品の一般販売を開始する。

2|未解決の不具合・サポーター対応が残っていない

配送済みでも、一般販売へ進めない場合があります。

Makuake公式では、配送されたリターンに不具合等が生じているのに、サポーターへの適切な対応を完了しないまま他社サイトで販売する行為を禁止しています。

トラブルが発生した場合は、サポーター対応を完了し、そのことをMakuakeへ報告してから一般販売へ進みます。

配送完了と、履行完了は同じとは限りません。
商品が届いていても、初期不良、破損、数量不足、交換、返金等の対応が残っている場合は、その対応状況まで確認します。

3|一般販売へ回せる在庫数を確定する

次に、手元在庫のうち一般販売へ回せる数量を確定します。

Makuake配送後に在庫が残っていても、その全量を一般販売へ回せるとは限りません。交換・不良対応などに必要な数量を引き当てたうえで、一般販売へ回せる数量を決めます。

リターン配送後にも、初期不良交換、破損、数量不足、個別対応などで在庫が必要になる場合があります。

一般販売前に分けて見る在庫
未配送・履行用
まだ配送・対応が完了していないサポーター向けに引き当てておく数量。
交換・予備用
初期不良、破損、数量不足等の対応に備えて引き当てておく数量。
一般販売用
手元在庫から上記の引当分を差し引き、新規注文へ回せる数量。

販売可能日は、一般販売へ回せる在庫数が確定する日も含めて判断します。

物理的に別在庫へ分ける必要はありません。同じSKUでも、交換・予備用として引き当てる数量と、一般販売へ回せる数量を分けて管理します。

4|Makuakeの価格条件と、一般販売で続けられる価格が両立している

一般販売を始められる時期には、価格条件も関係します。

Makuakeでは、リターン配送完了から3か月間、プロジェクトページに記載した最も割引率の低い価格より安い価格で一般販売しないことが定められています。

この期間に一般販売する場合は、その条件を守りながら、楽天・Amazon等の手数料、物流費、広告費、ポイントやクーポン等を含めて利益が残る価格を決めます。

「配送が終わったから発売する」ではなく、
その価格で一般販売を続けられる状態になっているかまで確認します。

もしMakuake上の一般販売予定価格では、一般販売先の費用を含めると利益が残らない場合、販売開始日より先に価格設計そのものを見直す必要があります。

5|一般販売用の商品ページと受注・配送体制が揃っている

在庫と価格が決まっても、商品ページがMakuakeのままでは一般販売の比較条件へ十分対応できないことがあります。

Makuakeは一般販売前の0次流通として使われる一方、楽天・Amazonでは既存商品と同じ一般市場の中で比較されます。

一般販売開始前に、少なくとも次を揃えます。

まず、この5項目が揃う最短日を「販売可能日」として確定します。実際の販売開始日は、その日以降から販促予定・需要時期・在庫計画を見て決めます。

「配送完了後すぐ」か「少し空ける」かは、在庫と準備状況で決める

一般販売開始に、全商品共通の最適な待機期間はありません。

開始タイミングの考え方
配送完了後すぐ開始
未解決トラブルがなく、一般販売用在庫・価格・ページ・受注配送体制がすでに揃っている。
少し空けて開始
一般販売用在庫の追加製造、価格再計算、商品ページ修正、配送後VOCの反映などが必要。

Makuakeの公開事例でも、すべての発送完了後に数日で一般販売へ進んだ商品がある一方、発送後に在庫を製作してから一般販売すると案内している商品があります。

重要なのは「何日空けるか」ではなく、販売開始日に必要な条件が揃っているかです。

5条件が揃う日を「販売可能日」にする

この5条件が揃った最短日を、まず一般販売の「販売可能日」として確定します。

そのうえで、販売可能日以降の販促予定、季節需要、広告開始日、在庫補充予定などを見て、実際の販売開始日を決めます。

Makuake後の一般販売
販売できる日と、売り始める日を分けて決める。
Makuakeの配送状況・在庫・価格・一般販売先を確認し、まず販売可能日を確定。そのうえで販促・需要時期まで含め、実際の販売開始日を整理します。
Makuake後の一般販売支援を見る
配送完了前の準備段階から相談できます。

Makuake終了後の一般販売開始|確認順

Makuake後の一般販売は、プロジェクト終了日から機械的に日数を数えて決めるものではありません。

配送完了とサポーター対応を最初に確認し、そのうえで一般販売用在庫、価格、商品ページ、受注・配送体制を揃えます。

5条件が揃えば一般販売を開始できる状態になります。そこから、販促予定や需要時期も含めて、実際に売り始める日を決めます。

公式情報・公開事例の確認先
Makuakeの配送完了前の他販路販売、配送後3か月間の価格条件、未解決トラブル時の他社販売禁止は、2026年8月8日時点のMakuake公式ヘルプを確認しています。一般販売用在庫・商品ページ・受注配送体制を揃えて開始日を決める部分は、EC一般販売移行における実務上の判断です。
Makuake公式|配送完了前にMakuake以外の販路で販売する行為
Makuake公式|一般販売時の価格設定
Makuake公式|未解決トラブルがある状態で他社販売する行為
公開事例|発送終了後、在庫製作後に一般販売
公開事例|発送完了後に一般発売日を告知