結論|構成は「何を書くか」ではなく、「何を判断したら次へ進めるか」で決める
Makuakeのプロジェクトページには、商品説明、開発背景、機能、比較、試験結果、リターン、実行者情報など多くの情報が入ります。
そのため、手元の資料を順番に並べるだけでは、情報は揃っていてもサポーターの判断が前へ進まないページになりやすくなります。
サポーターが「次に何を判断すればよいか」を迷わず進める順番です。
Makuake公式も、プロジェクトページは情報量が多く、構成が難しいという相談が多いと説明しています。また、キービジュアル・タイトル・ストーリー・ファーストビューを、サポーターの心を掴むために重要な箇所として挙げています。
この公式上の表示要素を、そのまま入力順として使うのではなく、興味を持つ → 自分に必要か判断する → 今の選択肢との差を理解する → 証拠で確かめる → リターンを選ぶという購買判断の順に並べ直します。
Makuake公式:
簡単に編集できる!プロジェクト編集ページの紹介
サポーターの心を掴む!ページ内で押さえるべき4箇所
1|最初に「何の商品で、誰に関係するか」を確定する
最初の役割は、機能を全部説明することではありません。
キービジュアル、タイトル、ストーリー、ファーストビューで、何の商品か、どんな場面の人に関係するかを確定させます。
ここが曖昧なまま機能や数値へ進むと、読者は「その情報を自分の何に使えばいいのか」を補いながら読むことになります。
商品名やブランド名を知らない人でも、「これは○○するときのための商品だ」と一文で説明できる。
2|次に「今の選択肢で何が残るか」を見せる
自分に関係する商品だと分かった後は、今使っている選択肢で何が残っているかを確定します。
ここで重要なのは、一般的な不満を増やすことではありません。
最初に応援購入する顧客層が、今どんな代替品を使い、どの場面で何を我慢しているかを一つに絞ります。
| 悪い並べ方 | 判断が進む並べ方 |
|---|---|
| 「こんなお悩みありませんか?」を複数並べる | 主役の使用場面で、今の選択肢に何が残るかを一つ示す |
| 機能を先に説明する | 何の不便を変える機能なのかを先に決める |
| 広い市場全体へ呼びかける | 最初に動く顧客層の現在行動へ接続する |
ターゲットの決め方は、Makuakeのターゲットはどう決める?最初に応援購入する顧客層の見つけ方で詳しく解説しています。
3|今の選ぶ基準で足りるかを確認し、必要なときだけ補正する
次に、サポーターが今持っている選ぶ基準で商品の違いを評価できるか確認します。
すでに正しい選ぶ基準が共有されている商品なら、その基準から商品差へ進めます。一方、その基準だけでは商品の違いを評価しきれない場合は、必要な部分だけ補正します。
補正が必要な場合は、どの違いを見ると使用結果が変わるのかという選ぶ基準を一つだけ追加します。
その機能が、読者がすでに困っている結果をどう変えるかで意味が決まります。
高成熟市場で正しい選ぶ基準がすでに共有されている商品なら、そのまま機能差へ進みます。基準が不安定な場合だけ、必要条件を一つ補正してから商品差へ進みます。
4|機能・数値・開発背景は「違いを信じる理由」として置く
選ぶ基準と商品差が分かった後で、機能、仕様、数値、開発背景を置きます。
この順番なら、読者は「この情報が何を証明しているのか」を迷いません。
- 機能:なぜその使用結果が変わるのかを説明する。
- 仕様・数値:違いがどの程度あるかを確認する。
- 開発背景:なぜその違いを作ったのかを説明する。
- 写真・実演:読者自身が違いを見て確認できるようにする。
開発者の想いを前に置くか後ろに置くかも、ストーリーの有無ではなく、何を信じる理由として機能するかで決めます。
5|主張の直後に、その主張を確かめる証拠を置く
ページ後半にレビューや試験結果をまとめて置くと、読者は前に読んだ主張を思い出して対応づける必要があります。
そこで、主要な主張の直後に、その主張を確かめる証拠を置きます。
| 主張 | 近くに置く証拠 |
|---|---|
| 動作が楽になる | 使用前後の実演写真・動画 |
| 性能が高い | 条件付きの試験数値・比較結果 |
| 耐久性がある | 試験方法と結果 |
| 特定場面で使いやすい | その場面の写真・レビュー |
証拠は量ではなく、どの主張を確かめるために置くかで役割を決めます。
6|価値を理解した後に、リターンを比較できる状態を作る
サポーター向けのMakuake公式ヘルプでは、プロジェクトページにリターン一覧と本文があり、各リターン詳細やプロジェクト内容を確認して応援購入するよう案内しています。
ページ側では、価値を理解した後に、価格・数量・セット内容・配送時期を比較して一つ選べる状態へ進めます。
リターンの違いが分かりにくい場合、本文で作った購買理由があっても、最後の比較で判断が止まります。
- 価格:何が違うから価格差があるかが分かる。
- 数量:単品・セットの違いが一読で分かる。
- 配送:同じ商品でも配送時期が違う場合は見落としにくくする。
- 選択条件:色・サイズなど、申し込み時に決めることが明確になっている。
Makuake公式:
プロジェクトページの見方を知りたい
7|最後に、条件・リスク・実行者情報で「申し込んで大丈夫か」を確認する
応援購入直前には、魅力だけでなく条件も確認されます。
配送、仕様、注意事項、リスク、実行者情報などを、本文の主張と矛盾しない状態にします。
ここで条件が初めて出てきて、それまでの理解を作り直す必要があると、最後に判断が戻ります。
「欲しい」だけでなく、「この条件ならこのリターンへ申し込んで大丈夫」と判断できる。
構成を決めるときは、この7つの判断だけ残す
| 順番 | サポーターが決めること |
|---|---|
| 1. 対象確認 | 何の商品で、自分に関係するか |
| 2. 未解決点 | 今の選択肢で何が残っているか |
| 3. 選ぶ基準 | 今の基準で足りるか。足りなければ何を補正するか |
| 4. 商品差 | この商品は何が違うか |
| 5. 証拠 | その違いを何で確かめられるか |
| 6. リターン | どの価格・数量・条件を選ぶか |
| 7. 最終条件 | この条件で応援購入してよいか |
先に7つの判断を決め、各情報を「どの判断を前へ進めるか」で配置します。
本文を書く前に何を決めるかは、Makuakeの原稿は何から書く?文章より先に決める5項目で整理しています。