結論|Makuakeの目標金額は、最終売上目標とは分けて決める
Makuakeの目標金額を決めるとき、最初に「今回は500万円売りたいから、目標金額も500万円」と置く必要はありません。
先に分けるのは、次の3つです。
何を達成した100%なのかを先に決めてから、Makuake上の目標金額を置きます。
まず確認する|All or Nothing型とAll in型では、目標金額の意味が違う
Makuakeには、All or Nothing型とAll in型があります。
目標金額に到達した場合だけプロジェクトが成立します。Makuake公式も、「最低いくら集まったらこれができる」という必要資金が明確なプロジェクトに有効と案内しています。
目標金額に届かなくても、集まった応援購入額を受け取り、サポーターへリターンを届けます。目標金額はプロジェクト成立の条件ではありません。
つまり、同じ100万円でも意味が違います。
All or Nothing型で100万円を設定するなら、「100万円未満では実行できないのか」まで確認する必要があります。一方、All in型では未達でも実施するため、100万円を「最低限ないと実行できない金額」と同じ意味では置けません。
目標達成率だけでは、プロジェクトの採算は分からない
「100%を達成したから成功」「200%ならさらに成功」と、達成率だけで採算を判断することはできません。
達成率は「設定した目標金額に対してどこまで進んだか」を示します。
利益が残ったか、必要資金を確保できたか、最終売上目標まで届いたかは、別に確認します。
基準1|商品を届けるために必要な金額を先に計算する
目標金額を決める前に、まず「いくら売りたいか」ではなく、いくら集まれば約束した商品を無理なく届けられるかを確認します。
1個あたりの原価だけでなく、最小発注数で必要になる支払総額まで確認する。
箱、緩衝材、送料、倉庫出荷など、サポーターへ届けるまでの費用を入れる。
応援購入総額がそのまま入金されるわけではないため、公開時点の公式料金条件で計算する。
広告運用、ページ制作、写真・動画など、プロジェクト実施に必要な外部費用を分ける。
交換、再発送、予備在庫など、販売数が増えたときに発生する余裕も確認する。
目標金額は、商品原価・配送・手数料・制作や広告など、実施に必要な費用を確認したうえで設定します。
基準2|「いくら売りたいか」は、Makuake上の目標金額とは別に持つ
必要資金を出したら、次に期間全体の売上目標を決めます。
たとえば、社内では「この商品をMakuakeで500万円まで伸ばしたい」と考えていても、Makuake上の初期目標を必ず500万円にする必要はありません。
この2つを分けると、次のように管理できます。
1つの数字だけで管理すると、採算確認・プロジェクト成立条件・最終売上目標を区別できなくなります。用途ごとに数字を分けておく方が、公開後の判断も簡単です。
基準3|初期目標を超えて伸ばすなら、必要に応じて次の目標を示す
最終的に大きな応援購入額を目指すからといって、その全額を最初の目標金額に入れる必要はありません。
Makuake公式の記事では、必要最低限の金額から始め、段階的にストレッチゴールを設定する方法を紹介しています。同時に、高すぎる目標は達成が難しく、低すぎる目標は信頼性を損なう可能性があるとも案内しています。
まず何を達成する基準なのかを明確にする。
初期目標を超えた後、追加資金で何を増やす・改善するのかを示す。
ただし、「達成率を高く見せたいから、できるだけ低くする」という決め方にはしません。必要資金・事業規模・公開直後に見込める応援購入を確認し、担当キュレーターと相談して設定します。
Makuake公式|必要最低限の金額から始め、段階的なストレッチゴールを紹介
売上目標をそのまま入れると、何が起きるか
社内の最終売上目標をそのままMakuake上の目標金額にすると、数字の役割が混ざります。
- All or Nothing型で、商品を実行できる最低条件とは別の売上目標を、そのまま成立条件にしてしまう
- 同じ応援購入額でも、初期目標の置き方によって達成率の見え方が変わる
- 目標を達成しても、原価や配送費を含めると利益が残らないことがある
- 初期目標達成後に、次に何を目指すか説明しにくくなる
だから、最終売上目標を下げるのではありません。売上目標はそのまま持ち、Makuake上の目標金額とは用途を分けます。
公開前は、この順番で目標金額を決める
All or Nothing型かAll in型かを決め、未達時に何が起きるかを確認する。
製造・配送・手数料・広告・制作費など、約束した内容を履行するための費用を出す。
期間全体で狙う応援購入総額、販売数量、サポーター数を社内目標として持つ。
必要資金、方式、初動見込みを確認し、何を100%の基準にするかをキュレーターと詰める。
初期目標を超えた場合、追加で何を実現するかを必要に応じて用意する。
結論|Makuakeの目標金額は、「何を達成した100%か」が分かるように決める
Makuakeの目標金額は、最終売上目標をそのまま設定する必要はありません。
All or Nothing型なら、未達時にプロジェクトが成立しないため、実行に必要な資金との整合が重要です。All in型なら未達でもプロジェクトを実施するため、目標金額の意味は異なります。
そのうえで、期間全体の売上目標は別に持ちます。初期目標を超えた後にさらに売上を伸ばすなら、次の目標を用意します。
「いくら売りたいか」から1つの数字を決めるのではなく、実施方式・必要資金・最終売上目標を分ける。 ここまで決めると、目標金額の根拠を社内でも説明できます。
目標金額や成功条件を含め、何を成功とするかから整理したい場合は、Makuakeは何のために使う?売上・テストマーケティング・PRで変わる成功基準から確認できます。