結論|Makuake用の本撮影は、ページで伝える内容を決めてから必要カットへ落とす
Makuakeの商品写真は、すべてをページ構成より前に撮っておく必要はありません。
先に決めたいのは、誰に、商品の何を、どの順番で伝えるかです。その順番が決まると、「ここは使用シーン」「ここは手元の実演」「ここは大きさ比較」と、必要な写真が具体化します。
ページの各場所で、何を見れば読者が理解できるかを決めると、必要カットが決まります。
公開されている撮影依頼でも、「何を伝えるか」から必要カットが細かく分かれている
今回確認したクラウドファンディング向けの公開発注では、「商品をきれいに撮ってください」だけでなく、ページや広告で伝えたい内容に合わせて撮影内容が指定されていました。
白抜き物撮り、氷水を入れたキービジュアル、持ち方、BBQ・公園、取り出す手元など、ページ内の用途別にカットを分けている。
設置状態、空気循環、夏冬の使用、商品理解まで伝わるよう、撮影構成・アングル・演出の提案まで求めている。
白背景、イメージ背景、手に持つ場面、洗面まわり、シェービング時、短尺動画まで用途ごとに分けている。
正面、斜め、真上、テクスチャ、洗面台での使用場面など、Makuake後のEC利用まで想定して撮影依頼書を用意している。
これらの発注で先に決まっているのは、カメラの設定よりも「どの場面で、商品の何を見せるか」です。必要な写真をページで使う目的まで決めるほど、撮影時の不足が見つけやすくなります。
CrowdWorks|保冷バッグを白抜き・サムネ用・本文用に分けて撮影依頼
CrowdWorks|シーリングファンライトの撮影構成・アングル・演出まで依頼
CrowdWorks|カミソリの物撮り・使用シーン・短尺動画を用途別に依頼
Lancers|Makuakeから一般販売まで使う美容ジェルの撮影依頼書を準備
実行者体験|見栄えの良さだけで依頼すると、販売に使いたいカットが不足した経験
実行者体験|コンセプト・デザイン・ページ制作・写真撮影まで一体で実施した事例
Makuake公式が決めているのは画像の種類・サイズ・形式。撮影の順番は自社で決める
Makuake公式では、プロジェクトページ本文のイメージ画像を3枚以上用意すること、リターン画像やプロフィール画像など各画像のサイズ・形式を案内しています。
また、公式の記事では、商品の機能だけを紹介するのではなく、まず「誰にどのような体験を提供したいか」を考えてページを作ることを勧めています。
一方、「サンプルが届いたら先に写真を全部撮る」「構成を決めてから撮る」といった撮影順序自体は公式ルールではありません。 ここは、自社の制作工程として決める部分です。
必要な画像・動画のサイズが知りたい|本文画像は3枚以上
プロジェクトページは“販売員”!作り込むためのコツ|誰にどのような体験を提供したいかを先に考える
簡単に編集できる!プロジェクト編集ページの紹介|ページ作成や写真撮影が難しい場合は制作会社紹介も可能
撮影前に決めるのは、完成コピーではなく「写真で何を確かめてもらうか」
撮影前にページ全文を完成させる必要はありません。ただし、最低限、次の内容は決めておくと必要カットを出しやすくなります。
人物を入れるなら、年齢感、服装、手の大きさ、使用場所まで変わります。
キッチン、通勤、屋外、デスクなど、使う場所が変われば必要な背景や小物も変わります。
サイズ、収納、可動範囲、質感、操作など、文章より写真の方が早く理解できる内容を分けます。
「小さい」「軽い」「たくさん入る」などは、単品写真より比較や身体動作が必要になる場合があります。
サムネイルや説明画像に使うなら、被写体の位置と余白まで撮影時に確保します。
ここまで決まれば、「商品写真をたくさん撮る」から、「この説明に必要な1枚を撮る」へ変わります。
ページ構成から、撮影リストへ変える
ページの各ブロックについて、「この場所を写真だけ見ても何が分かる必要があるか」を確認し、撮影リストへ落とします。
この表が撮影当日の「何を撮り終えれば帰れるか」の基準になります。
白背景の物撮りは先でもいい。使用シーン・比較・実演は構成後に決める
「構成を決めるまで一枚も撮ってはいけない」という意味ではありません。
最終仕様が固まっているなら、正面・背面・側面・付属品などの汎用的な物撮りは先に撮影できます。Amazonや自社ECでも使いやすいため、早めに素材化して問題ありません。
一方で、次のカットはページで何を伝えるかによって内容が変わります。
- 人物が商品を使う使用シーン
- 大きさ・収納性を見せる比較カット
- 機能による変化を見せる実演カット
- サムネイルや見出し画像に使う余白付きカット
- 競合との差を同条件で見せる比較写真
この部分だけでも構成後に決めると、撮影済み素材を見ながら「この説明に使える写真がない」と追加撮影する回数を減らしやすくなります。
カメラマンへは「おしゃれに」ではなく、その写真で何を伝えるかを渡す
撮影依頼では、商品の特徴一覧だけでなく、1カットごとに次の内容を渡します。
例:500mlボトルと一緒に入れても余裕がある大きさを見せる。
例:片手で開け、もう片方の手で中身を取り出す。
例:通勤バッグの中、洗面台、ダイニングテーブル。
例:操作ボタン、接続部、蓋の厚み、収納時の余白。
例:商品を右側に寄せ、左側を説明文用に空ける。
例:縦・横、寄り・引き、人物あり・なしを押さえる。
写真そのものの美しさはカメラマンの専門領域です。ただし、その写真で読者に何を確認してもらうかは、ページを作る側が先に決めて共有します。
既存写真が揃っているなら、ページで確認できない内容だけ追加撮影する
メーカー写真や以前のEC用写真がある場合、最初から全部撮り直す必要はありません。
既存素材をページ構成へ当て込み、次のどれかが抜けている場所だけ追加撮影します。
- 商品の大きさを自分の生活に置き換えられない
- 使い方が文章を読まないと分からない
- 機能による変化を写真で確認できない
- 比較対象との差が見えない
- サムネイル用の構図・余白がない
この順番なら、既存素材を捨てずに使いながら、必要な写真だけを追加できます。
結論|Makuakeの商品写真は、ページで使う目的を決めてから撮る
Makuakeの商品写真は、枚数を増やすことが目的ではありません。
まず、誰に何をどの順番で伝えるかを決めます。そのうえで、各場所について「写真で何を見れば理解できるか」を決め、物撮り・使用シーン・比較・実演へ落とします。
白背景など汎用的な写真は先に撮れても、Makuakeのために作る使用シーンや説明写真は、ページ構成を先に決める方が必要カットを揃えやすくなります。