まず、LPへ来る前に何がすでに完了しているかを見る
LPでは「こんなお悩みありませんか?」から始める構成がよく使われます。共感は、読者に「これは自分に関係する話だ」と感じてもらうために有効な場合があります。
ただし、すでに広告や検索で自分との関係性を理解し、具体的な答えを求めてLPへ来た人に、同じ悩みの説明からやり直すと、知りたい情報へ進めず離脱することがあります。
1|広告ですでに問題へ共感している人へ、同じ問題提起を繰り返している
Meta広告で「その悩み、自分にもある」と感じてクリックした人は、LP到達時点ですでに最初の共感を通過しています。
LP冒頭でも同じ悩みを長く語ると、広告から一歩も前へ進んでいません。必要なら短い接続だけ置き、その次の判断へ進めます。
2|顕在検索から来た人へ、感情から説明し直している
商品名、価格、比較、制作会社、費用など、具体的な答えを探して検索している人は、まずその答えを確認したい状態です。
そこで長い共感ストーリーから始めると、「探している情報がない」と判断される可能性があります。検索意図へ先に答え、その後に必要な補足だけ入れます。
3|共感セクションが長く、商品の選択理由まで進まない
「こんなお悩み」「こんな経験」「分かります」を重ねるほど、感情は理解されても、なぜこの商品を選ぶのかは増えません。
共感が必要な場合でも、一つの判断が成立したら次へ進みます。同じ感情を複数ブロックで言い換え続けません。
では、共感から始めた方がいいのはどんなとき?
初見で「自分に関係する話」とまだ判断できていないとき
広告を見ても「これは自分に関係する話なのか」がまだ分からない流入では、いきなり商品の仕組みや価格を出しても読まれない場合があります。
この状態では、共感や観察事実を使って「自分に関係する」と判断してもらうことが必要です。
一方で、商品そのものを先に見せた方が早い場合もある
欲求拡大型の商品や、形・機構だけで生活変化が直感的に分かる商品では、悩み共感より先に商品を見せた方が接近欲求を作れることがあります。
人物や悩みコピーを自動採用せず、その表示面で一番早く判断できる視覚証拠を使います。
LPの開始地点は、流入前状態で分ける
「共感から始める」をやめるのではなく、必要な人にだけ使う
共感はLPの必須パーツでも、避けるべきパーツでもありません。
読者がLPへ来る前にどこまで理解しているかを確認し、まだ「自分に関係する」と判断できていない人に必要なら使う。すでに通過済みなら、同じ地点へ戻さず次の判断から始めます。
ファーストビューで離脱が起きる理由として、流入元との整合性や「自分向けか」がすぐ分からないことは現在のLP改善記事でも主要論点です。一方で「共感セクションが重要」とする設計論もあり、共感そのものの是非ではなく、流入前状態に合っているかを分けて考える必要があります。