「相場はいくら?」だけでは、見積もりを比べられない
Yahoo!ショッピングの商品ページ制作を外注しようとすると、数万円のサービスもあれば、20万円を超えるプランも見つかります。
まず平均相場を知りたくなりますが、金額だけを並べると判断を誤りやすくなります。
Yahoo! JAPANコマースパートナーに掲載されている一例では、デザインのみ88,000円(税込)〜、ライティング補助付き165,000円(税込)〜、ライティング込み236,500円(税込)〜と、文章制作の範囲によって料金が分かれています。
一方、別の公式掲載サービスには、月額5,500円(税込)〜で画像作成・商品ページ作成などを代行するプランもあります。
平均額を出す前に、何を買っている料金かを揃える必要があります。
費用を6項目に分ける|構成・コピー・画像・下部LP・撮影・公開
- 構成:何をどの順番で見せるかを決める
- コピー:見出し・説明文を作る
- 商品画像:画像制作・図解・比較表
- 下部LP:商品説明欄まで一続きで作る
- 撮影・素材:撮影・動画・撮影指示
- 公開:商品登録・反映・スマホ表示確認
この6項目を見積もりに当てはめると、料金差の理由が見えます。
1|構成|原稿を渡すか、見せる順番から任せるか
構成と原稿を自社で完成させ、制作会社へ渡す場合、外注するのは主にデザインです。
商品資料から「何を見せれば選べるか」「何を先に見せるか」まで任せる場合は、制作前の整理も費用に含まれます。
自社で構成を作る前提になっている可能性があります。
2|コピー|文章支給か、ライティング込みか
Yahoo!公式掲載サービスの料金差が分かりやすい例です。
同じ提供会社でも、文章を誰が作るかで料金が変わります。
そのため「高い・安い」ではなく、自社でどこまで原稿を準備できるかで判断します。
3|商品画像|枚数だけでは作業量が分からない
商品画像10枚、20枚といった枚数は分かりやすい料金条件です。
ただし、支給された文章を画像に載せるだけなのか、比較表・サイズ説明・使用手順・機能図解まで作るのかで作業は変わります。
4|下部LP|商品画像だけの料金と分ける
Yahoo!ショッピングでは、商品画像だけでなく商品説明欄も使えます。
商品画像だけを制作するプランと、下部LPまで一続きで制作するプランでは範囲が違います。
下部LPまで依頼する場合は、単にページが長くなるだけではありません。商品画像で伝えた内容を、どこで詳しく説明するかまで決める必要があります。
5|撮影・素材|撮影費は別料金になりやすい
Yahoo!公式の制作代行一覧にも、商品撮影やLP制作をオプションで提供するサービスがあります。
撮影が必要な場合は、モデル・スタジオ・動画などの実費だけでなく、必要カットを誰が決めるかも確認します。
ページ構成から必要写真を逆算する場合は、撮影前の指示作成も制作工程に含まれます。
6|商品登録・公開|画像納品で終わるか、ストア反映まで行うか
制作データを受け取った後、自社で商品情報や画像を登録する契約もあります。
商品登録・ストアへの反映・スマホ表示確認まで含む契約なら、その分自社作業は減ります。
3つの依頼パターンに分けると費用を見やすい
- 画像制作型:構成・原稿・写真を自社で用意し、主に画像を完成させる
- ページ一式型:構成・コピー・商品画像・下部LPまでまとめて完成させる
- 公開反映まで型:ページ制作に加え、商品登録・ストア反映まで完了させる
1が必要な店舗に2の見積もりは高く見えます。逆に2が必要なのに1だけを選ぶと、構成・原稿・下部LP制作が社内へ残ります。
安い見積もりでも、自社の作業を足すと総コストは変わる
外注費が低いプランでも、構成・原稿・写真選定・商品登録を社内で行うなら、その作業時間は残ります。
反対に、社内で原稿と構成が完成しているなら、必要以上に広い制作プランを選ぶ必要はありません。
費用相場と、投資回収は分けて考える
同じ30万円でも、画像納品までなのか、構成・下部LP・商品登録まで含むのかで、外注している仕事量は違います。
既存ページの改善なら、現在のアクセス数、購買率、粗利、広告流入などから、必要な改善幅を確認します。
まず依頼範囲を揃えて見積もりを比較する。その後で、その制作費を回収できるかを数字で判断する。この順番にすると、相場と成果判断が混ざりません。
相場が分かるとは、「自社に必要な見積もり」が分かること
Yahoo!ショッピングの商品ページ制作には、数万円から数十万円までさまざまな料金があります。
だから一つの平均額を覚えるより、構成・コピー・商品画像・下部LP・撮影・公開のどこまで必要かを決める方が、見積もりを正しく比べられます。
必要な範囲が決まれば、「この会社は高いか」ではなく、「この金額で公開まで必要な仕事が揃うか」を判断できます。
Yahoo! JAPANコマースパートナーには、商品ページ制作・画像作成・ライティング・撮影・ストア構築など、担当範囲の異なるサービスが掲載されています。料金を見るときは、同じ「制作費」として平均せず、含まれる工程を揃えて確認します。
Yahoo! JAPAN公式:商品ページ制作プラン例 / Yahoo! JAPAN公式:ストア構築/制作代行