並べた
ランキング1位のバッジを取得した。
部門別、週間、デイリー。
獲得した実績を、ページ上部に大きく並べる。
高評価レビューも掲載する。
累計販売数や満足度の数字も入れる。
「これで信頼感が出るはずだ」と思った。
しかし、ストアクリエイターProを見ると、購買率はほとんど動いていない。
ただ、ページ冒頭で読者が「この商品でよさそうだ」と思う前に実績だけを見ても、他の商品との比較に戻りやすくなります。
Yahoo!ショッピング改善では、ランキングバッジ、レビュー、販売実績を目立たせる施策が提案される場面があります。
これは必要な場合があります。
ただ、実績やレビューは、読者が購入に進むときの安心材料です。
その前に、読者が「自分にはこの商品が合いそうだ」と受け取れていなければ、バッジは比較材料のひとつになります。
見るべきなのは、バッジの数だけではありません。
現在ページで、読者がどこで止まっているかです。
売れている、で止まる
「累計販売数〇〇万個突破」
「お客様満足度98%」
「ランキング1位獲得」
こうした情報を見た読者は、「売れている商品だ」と理解します。
ただ、それだけで購入に進むとは限りません。
売れていることは分かった。
でも、自分がこれを選ぶ理由まではまだ分からない。
読者がそう受け取ることがあります。
ランキングバッジは、安心材料になります。
レビューも、購入前の不安を減らす材料になります。
ただ、それらは「選ぶ理由」を作るものではありません。
先に必要なのは、読者が「この商品は自分に関係ある」と受け取ることです。
そこが届いてからランキングやレビューを見ると、安心材料として働きやすくなります。
バッジだけでは残る
競合も、ランキング1位のバッジを掲載している。
自社も、同じようにバッジを並べる。
レビューも、販売数も、満足度も載せる。
読者が複数ページを見比べると、どのページにも似たような実績が並んでいる。
このとき、実績の数を増やすだけでは差になりにくくなります。
ランキングの種類を増やすことが、悪いわけではありません。
レビューを丁寧に見せることも必要な場面があります。
ただ、実績の見せ方だけを強めると、読者は「他の実績がある商品」と比べます。
実績を増やす前に見るべきなのは、ページ冒頭で選ぶ理由が届いているかです。
長文レビューを丁寧に掲載することは有用です。ただ、読者がレビューまで進む前に離脱していれば、レビューは読まれません。レビューのデザインより先に、ページ前半で読み進める理由が届いているかを見る必要があります。
実績が少なくても
まだランキング1位の実績がない。
レビュー数も競合より少ない。
販売数も大きく見せられない。
だから購買率は上がらない。
そう考えるのは自然です。
ただ、実績がまだ少ないページでも、先に「自分にはこの商品が合いそうだ」と思える理由が届いていれば、読者は読み進めます。
ランキングやレビューは、その後で安心材料として働きます。
実績の獲得を待つ前に、現在ページで読者がどこで止まっているかを見る必要があります。
以下の状態が続いているなら、バッジやレビューを増やす前に確認すべき場所があります。
- ランキングバッジを大量に並べたが購買率が変わらない
- レビューをページに掲載しているが、競合のポイント倍率に負けている
- 累計販売数や満足度を強調しているが、読者が止まっている感覚がある
- まだ目立った実績がなく、バッジ獲得や安売りでのレビュー集めに疲れている
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まず、今を見る
ランキングバッジを載せること、レビューを掲載すること、販売実績を見せること。どれも必要な場面があります。
ただ、それでも購買率が動かないなら、次に見るべき場所があります。
現在ページで、読者がどこで止まっているか。
そこが見えれば、バッジを増やすべきか、レビューの見せ方を変えるべきか、ページ前半で選ぶ理由を届けるべきかを判断しやすくなります。