同じページで出した
楽天市場で売れている商品ページを、Yahoo!ショッピングにも展開する。
商品は同じ。画像も同じ。説明文も同じ。
楽天で転換率が出ているページなら、Yahoo!ショッピングでもある程度は動くはずだ。
そう考えるのは自然です。
しかし、ストアクリエイターProを見ると、購買率は楽天より低い。
イベント日だけ動く。
平日はまた戻る。
楽天と同じページのまま、Yahoo!ショッピングの読者がページ冒頭で選ぶ理由を受け取れていない可能性があります。
楽天とYahoo!ショッピングでは、ページに来る前の読者の見方が違うことがあります。
Yahoo!ショッピングの読者は、PayPayポイント、価格、送料、キャンペーンを見比べながらページに来ることがあります。
その読者に、楽天向けのページをそのまま見せると、情報は伝わっても購入に進む理由が届かないことがあります。
見るべきなのは、Yahooの客層だけではありません。
現在ページで、読者がどこで止まっているかです。
見ているものが違う
楽天市場を検索で訪れた読者は、「このカテゴリで良い商品を探したい」という目的を持っていることがあります。
一方で、Yahoo!ショッピングの読者は、ポイントや価格を見比べながら複数店舗を回遊していることがあります。
Yahoo!ショッピングの読者は、ページに来た時点で「他の店舗とも比較している途中」の状態にいることがあります。
その状態の読者に対して、商品の価値を詳しく説明しても、すぐに購入に進むとは限りません。
先に必要なのは、「このページで立ち止まって読む理由」です。
そこが届かないまま楽天ページをコピーしても、購買率は楽天の水準に近づきにくくなります。
ポイントで戻る
Yahoo!ショッピングの購買率が低い。
そうなると、ポイント還元率を上げることが改善の中心になりやすくなります。
ポイント率を上げると、一時的に購買率が動くことがあります。
しかし、ポイント率を下げると購買率は戻る。
この循環から「やはりYahooはポイントでしか動かない」という結論に向かいやすくなります。
ポイントは、購入の後押しになります。
ただ、ポイントだけが購入理由になっている場合、ポイントを下げると判断の支えが消えます。
「Yahooはポイント勝負」と結論づける前に、現在ページで読者がどこで止まっているかを見る必要があります。
Yahoo!ショッピング改善では、ポイント還元、イベント対策、PRオプション、入札調整が提案される場面があります。これは必要な場合があります。ただ、ページに来た読者がポイント以外で選ぶ理由を受け取れていなければ、購買率の差は縮まりにくくなります。
施策の前に見る
アイテムマッチの入札を調整する。
ポイント率を変える。
サムネイルに文字を加える。
それぞれの施策が購買率に与える影響を確認し続ける。
しかし、楽天との購買率の差は縮まらない。
Yahoo!ショッピングの読者がどんな見方でページに来ているか。
その見方の中で、どこで「この商品でよさそうだ」と思えるか。
ここを見ることは、ポイント設定の調整とも、入札の調整とも、楽天ページのコピーとも別の作業です。
現在ページで止まっている場所が見えれば、ポイントを変えるべきか、入札を変えるべきか、ページ冒頭を見直すべきかを判断しやすくなります。
Yahooを見る前に
楽天での成果が安定しているとき、Yahoo!ショッピングへの投資対効果を疑うことがあります。
「Yahooに別のページを作るコストをかけても、楽天ほどの購買率が出るかどうか分からない」
この判断が生まれるのは自然です。
ただ、Yahoo向けに見直す前の数字だけで、投資価値を判断しない方が安全です。
今のページが楽天向けのままなら、Yahooの読者に合わせて見直した後の数字をまだ見ていないからです。
以下の状態が続いているなら、ポイント調整や入札調整より先に確認すべき場所があります。
- 楽天での転換率が出ているのに、Yahooでは購買率が低い状態が3ヶ月以上続いている
- 楽天のページをそのままYahooに流用しており、Yahoo向けの冒頭見直しをしていない
- ポイント率を上げると一時的に購買率が上がるが、下げると戻るサイクルが続いている
- Yahooはポイントでしか動かないと感じているが、Yahooで安定した購買率を持つ競合が存在する
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まず、今を見る
ポイントを調整すること、入札を見直すこと、楽天ページをYahooに展開すること。どれも必要な場面があります。
ただ、それでも購買率が動かないなら、次に見るべき場所があります。
現在ページで、読者がどこで止まっているか。
そこが見えれば、ポイントを変えるべきか、入札を変えるべきか、ページ冒頭で選ぶ理由を届けるべきかを判断しやすくなります。