クリックは増えた
アイテムマッチの管理画面を開く。
今月の消化額が確認できる。
クリック数は増えている。
表示回数も悪くない。
しかし、ストアクリエイターProで売上と利益を見ると、手元に残る金額が少ない。
広告費、ポイント原価、Yahoo!ショッピングの手数料を差し引くと、利益がほとんど残らない。
ページに来た読者が購入に進む理由を受け取れていなければ、クリックを増やしても利益は残りにくくなります。
Yahoo!ショッピング改善では、アイテムマッチ、PRオプション、入札調整、キーワード除外が提案される場面があります。
これは必要な場合があります。
ただ、広告はページに人を連れてくる施策です。
ページに来た読者が購入に進むかどうかは、ページ側で受け取る理由によって変わります。
購入に進みにくいページへクリックを増やすと、広告費だけが先に増えます。
入札を変える前に見るべきなのは、現在ページで読者がどこで止まっているかです。
三つの費用が残る
Yahoo!ショッピングでは、広告費だけを見ていても利益は判断しにくくなります。
アイテムマッチやPRオプションの広告費。
イベント時のポイント原価。
Yahoo!ショッピングの各種手数料。
これらが同時にかかります。
イベント日に広告を強めると、ポイントクリックを増やすことも上げたくなります。
アクセスは増えます。
売上も一時的に増えることがあります。
しかし、広告費とポイント原価と手数料を差し引くと、利益がほとんど残らない場合があります。
このとき見るべきなのは、売上の山だけではありません。
ページに来た読者が、広告費を回収できるだけ購入に進んでいるかです。
止めると止まる
イベント日に広告を止めると、売上も止まる。
赤字に近いと分かっていても、怖くて広告を止められない。
この状態になると、広告費を削る判断が難しくなります。
広告やポイントは、購入のきっかけになります。
ただ、それだけが購入理由になっている場合、広告やポイントを止めると注文も止まりやすくなります。
広告費を削るだけでは、この状態から抜けにくくなります。
先に見るべきなのは、ページ前半でポイントや価格以外の選ぶ理由が届いているかです。
PRオプションは検索結果での露出に影響します。料率を上げると表示やクリックが増えることがあります。ただ、ページに来た読者が購入に進む理由を受け取れていなければ、クリックが増えても利益は残りにくくなります。料率を上げる前に、現在ページで読者がどこで止まっているかを見る必要があります。
代行前に見る
「自分の広告運用が下手なのかもしれない」
そう考えて、広告運用代行を検討する。
入札調整、キーワード選定、除外設定、レポート。
広告運用代行は、これらを整える役割を担うことが多くあります。
これは必要な仕事です。
広告運用代行に依頼することが悪いわけではありません。
ただ、現在ページで読者が止まっている場所が残ったまま広告だけを整えると、クリックは増えても利益が残りにくい状態が続くことがあります。
代行依頼の前に、現在ページで読者がどこで止まっているかを見る必要があります。
広告費の前に見る
広告費を増やすべきか。
入札を上げるべきか。
PRオプションの料率を上げるべきか。
この判断の前に見るべき場所があります。
現在ページで、読者が購入に進む理由を受け取れているかです。
ページに来た読者が購入に進みやすい状態なら、広告費は売上を伸ばす後押しになります。
反対に、ページで止まっている状態なら、広告費を増やすほど費用が先に増えます。
以下の状態が続いているなら、次の入札調整より先に確認すべき場所があります。
- アイテムマッチでクリックは増えているが購買率が低くROASが改善せず、広告費が利益を上回っている
- イベント日に広告を止めると売上が止まるため、利益が残らないと分かっていても止められない
- PRオプションの料率を上げると表示が増えるが、購入に進まないクリックも増えている
- 広告費・ポイント原価・手数料を引くと、売上の山があっても利益がほとんど残らない
URLを送るだけで、どこで購入に進む理由が弱くなっているかを2営業日以内に診断レポートで整理します。
まず、今を見る
アイテムマッチを調整すること、PRオプションを見直すこと、広告運用代行に相談すること。どれも必要な場面があります。
ただ、それでも利益が残らないなら、次に見るべき場所があります。
現在ページで、読者がどこで止まっているか。
そこが見えれば、広告費を増やすべきか、入札を変えるべきか、ページ前半で選ぶ理由を届けるべきかを判断しやすくなります。