高級にした
ポイントやクーポンで売る状態から抜けたい。
そう考えて、ページを作り直す。
プロのカメラマンに撮影を依頼する。
デザイナーに、落ち着いた高級感のあるLPを発注する。
数十万円をかけて、見た目は整った。
「これなら、通常価格でも売れるはずだ」と思う。
しかし公開後、購買率は動かない。
通常価格に戻すと注文が止まり、またクーポンを出してしまう。
ただ、ページ冒頭でポイントや価格以外の選ぶ理由が届いていなければ、見た目を変えても購買率は動きにくくなります。
制作会社やデザイン会社は、写真、余白、文字組み、見た目の整え方を担うことが多くあります。
これは必要な仕事です。
ただ、Yahoo!ショッピングの読者がページ冒頭でポイント以外の選ぶ理由を受け取れるかは、制作前に別で確認する必要があります。
読者は、価格、ポイント、送料、レビュー数を見比べながらページに来ています。
その状態のまま高級感のあるページを見ても、「高そう」「他店の方が得ではないか」と感じて戻ることがあります。
見るべきなのは、デザインの雰囲気だけではありません。
現在ページで、読者がどこで止まっているかです。
ポイントを戻した
5のつく日のポイント還元をやめる。
通常価格で販売する。
アクセスは来る。
しかし注文が止まる。
「やはりYahoo!ショッピングでは、ポイントがないと売れないのか」と考えたくなる。
ポイントを下げたときに注文が止まるのは、商品の価値がないという意味ではありません。
読者がポイント以外で選ぶ理由を、ページ前半でまだ受け取れていない可能性があります。
ポイントは、購入の後押しになります。
ただ、ポイントだけが購入理由になっている場合、ポイントを下げると判断の支えが消えます。
デザインを高級にする前に見るべきなのは、通常時でも選ばれる理由が届いているかです。
比較表でも残る
高くても選ばれる理由を伝えたい。
そこで、スペック表を入れる。
他社との比較表を作る。
受賞歴や認証バッジをページ上部に置く。
情報は増えた。
しかし購買率は変わらない。
比較表は、読者に比較する項目を渡します。
ただ、その項目だけで比較が終わるとは限りません。
読者は、価格、ポイント、レビュー数、送料、配送日も合わせて見ます。
ページ冒頭で「この商品でよさそうだ」と思える理由が届いていなければ、比較表は別の比較を始めるきっかけになることがあります。
A/Bテストは、A案とB案の差を見るには役立ちます。ただ、ページ冒頭でポイント以外の選ぶ理由が届いていなければ、細部を変えても購買率は大きく動きにくくなります。画像の順番やキャッチコピーを変える前に、現在ページで読者がどこで止まっているかを見る必要があります。
外注前に見る
値下げとポイントに戻る状態から抜けるために、外注先を探す。
高級感のあるデザイン。イベントバナーの配置。比較表。商品写真の撮り直し。
提案が見た目の話に寄ることがあります。
これは自然です。
制作会社は、見た目を整える仕事を担うことが多いからです。
「高級感のあるページにする」ことと、「値下げしなくても選ばれる理由を届ける」ことは別です。
見た目が整ったページでも、読者が「なぜこの商品なのか」を受け取れていなければ、価格やポイントに戻ります。
外注先を探す前に、現在ページで止まっている場所を見る必要があります。
そこが見えれば、デザインを変えるべきか、比較表を見直すべきか、ページ前半で選ぶ理由を届けるべきかを判断しやすくなります。
高くても選ばれる
Yahoo!ショッピングでも、ポイント競争だけに頼らず適正価格で売れているページがあります。
そのページは、必ずしも特別に高級なデザインとは限りません。
スペックが圧倒的に優れているとも限りません。
違いは、読者が「安いから」ではなく「これでよさそうだ」と思える理由を先に受け取っているかです。
ページ冒頭でその理由が届いていれば、ポイントやクーポンは後押しになります。
届いていなければ、ポイントやクーポンが主役になります。
以下の状態が続いているなら、次のデザイン変更より先に確認すべき場所があります。
- 高級なデザインに作り直したが、イベント時だけクーポンを発行する状態に戻った
- ポイント還元をやめたとき注文が止まり、ポイントなしでは売れないと感じている
- スペック比較表や受賞歴をページ上部に置いているが、購買率への影響が小さい
- 外注先を探しているが、どこもデザイン改善の提案に見えて判断できない
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まず、今を見る
デザインを高級にすること、比較表を入れること、ポイント施策を見直すこと。どれも必要な場面があります。
ただ、それでも購買率が動かないなら、次に見るべき場所があります。
現在ページで、読者がどこで止まっているか。
そこが見えれば、値下げを続けるべきか、デザインを変えるべきか、ページ前半で選ぶ理由を届けるべきかを判断しやすくなります。