増やした

働き説明を入れた。

こだわりの背景も入れた。

Q&Aも画像にして並べた。

ページは長くなった。

「これだけ説明すれば、分かってもらえるはずだ」と思った。

しかしヒートマップを見ると、後半まで届いている読者は少ない。

時間をかけて作った情報が、読まれる前に止まっている。

情報を増やしたことが悪いわけではありません。
ただ、ページ冒頭で「この続きを読む理由がある」と受け取れていなければ、後半の働き説明やQ&Aまで届きにくくなります。

Yahoo!ショッピング改善では、情報を増やす、整理する、削る、ヒートマップで離脱箇所を見る、といった施策が提案される場面があります。

これは必要な場合があります。

ただ、ページ冒頭で読み続ける理由が届いていなければ、後半の情報を増やしても削っても購買率は動きにくくなります。

見るべきなのは、情報量だけではありません。

現在ページ冒頭で、読者がどこで止まっているかです。

長いからではない

「Yahoo!の読者は長い説明を読まない」

そう考えるのは自然です。

ただ、数万円の商品を買う読者が、何も読まずに購入しているわけではありません。

読まれないのは、長いからだけではありません。

読み続ける理由が冒頭で届いていないから、途中で止まります。

冒頭で見ること
後半まで読まれにくい前半
「この商品にはこういう働きがあります」という情報提示から始まる。読者は理解するが、「この続きを読む理由」は生まれにくい。他の商品でも同じような説明を見れば比較できる状態になる
読み続ける理由が届く前半
読者が「この商品は自分に関係ある」「この先を読むと、選び方が変わるかもしれない」と受け取る。後半の情報が、読む理由を支える材料として見られやすくなる

情報を削ってシンプルにすると、ページは短くなります。

ただ、読み続ける理由が届いていなければ、短くなっただけで購買率は動きにくくなります。

情報を減らすだけでは、特徴の少ない普通の商品ページに見えやすくなる場合もあります。

削る前に見るべきなのは、ページ冒頭で読者が何を受け取っているかです。

残す情報が分からない

どの情報を残すべきか。

どの情報を削るべきか。

この判断に迷うことがあります。

働き説明は必要なのか。こだわりの背景は長すぎるのか。Q&Aは後半に置いていいのか。

このとき見るべきなのは、情報量ではありません。

その情報が、ページ冒頭で生まれた「読む理由」を支えているかです。

残す前に見ること
迷いやすい見方
長い情報は読まれにくい。だから削る。もしくは、説明が足りないから増やす。情報量を増やすか減らすかで考える
先に見ること
その情報が、読者の「この先を読む理由」を支えているか。支えている情報は残す。支えていない情報は、位置を変える、削る、別の見せ方にする

ページ冒頭で「この先を読む理由」が生まれているなら、後半の情報は証拠になります。

働き説明、こだわりの背景、Q&Aは、読者が選ぶ理由を確認する材料になります。

一方で、読む理由がない状態では、どの情報も比較材料のひとつとして流されやすくなります。

情報を整理する場合。
視覚的な整理は、読みやすさを改善します。ただ、読みやすさと読み続ける理由は別です。見やすく整理されたページでも、冒頭で読む理由が届いていなければ離脱は起きます。整理の前に、ページ冒頭で読者が何を受け取っているかを見る必要があります。

後半の前に見る

ヒートマップは、どこで読者が止まっているかを見る手がかりになります。

ただ、なぜそこで止まったのかまでは、数字だけでは分かりません。

3枚目の画像で離脱が増えている。

だから3枚目の画像を直す。

この進め方が役立つ場面はあります。

ただ、3枚目で止まっているように見えても、読む理由が1枚目で届いていない可能性があります。

後半が読まれていないなら、後半の見せ方より先に、ページ冒頭で読み続ける理由が届いているかを見る必要があります。

以下の状態が続いているなら、情報を削る前に確認すべき場所があります。

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情報を削る前に、現在ページの冒頭で止まっている場所を見る。
後半が読まれないなら、ページ冒頭で読み続ける理由が届いていない可能性があります。
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まず、今を見る

情報を増やすこと、整理すること、削ること、ヒートマップで確認すること。どれも必要な場面があります。

ただ、それでも購買率が動かないなら、次に見るべき場所があります。

現在ページの冒頭で、読者がどこで止まっているか。

そこが見えれば、残す情報、削る情報、順番を変える情報を判断しやすくなります。