入れた。上がらない。

商品名の冒頭にキーワードを入れた。説明文にもサジェストワードを追加した。毎日、検索順位チェックツールで順位を確認している。

それでも順位は上がらない。アクセスも増えない。

「どのキーワードが足りないのか」「商品名の何文字目に入れるべきか」と、設定を細かく調整し続けている。費用も時間も使っている。なのに数字は変わらない。

楽天SEOで順位が上がらないのは、キーワードの選び方が足りないからではないことがあります。
楽天の検索では、キーワードだけでなく、売上実績や転換率も評価に関わります。

EC業界では長年、「楽天SEOはキーワードを商品名や説明文に入れることで対応できる」という流れで語られてきました。SEO対策を謳う業者も、コンサルも、その方向で案内してきました。

だから、キーワードから手をつけるのは自然です。ただ、そのまま進めると、アクセスが増えない理由は見えないまま残ります。

上がった。でもすぐ戻った。

楽天SEOを専門に謳う業者に依頼した。商品名を調整してもらった。ディレクトリIDも設定してもらった。一時的に順位が上がった。

しかし数週間後、順位は元に戻った。売上はほとんど動かなかった。担当者からの連絡も途絶えていった。

SEO業者への依頼は、キーワードや設定を整える作業として正しい面があります。ただ、順位が一時的に上がっても、ページを見た人が購入に進まなければ、楽天の評価はすぐに下がっていきます。

SEO施策で起きること・残ること
SEO施策で変わること
キーワードの適合度が改善される。ディレクトリやタグの設定が整う。短期的に検索順位が上がることがある
SEO施策でも残ること
ページを見た人が転換率につながらなければ、楽天の評価は下がっていく。順位が定着しない状態が続く

検索順位が一時的に上がっても、アクセスが増えて購入が増えなければ、楽天はその商品の評価を下げていきます。SEO施策だけでは、この場所には触れられません。

順位が売上を作るのではない

「検索順位を上げれば、アクセスが増えて、売上も増える」という順番で考えるのは自然です。

ただ、楽天の検索アルゴリズムは実際には逆の順序で動いている。転換率が高く、売上実績が積み上がっている商品を上位に引き上げる仕様になっています。

楽天の検索評価と順位の関係
多くの店舗が信じている順序
キーワードを整える → 検索順位が上がる → アクセスが増える → 売上が増える
実際に起きていること
転換率が高い状態が続く → 売上実績が積み上がる → 楽天の評価が上がる → 検索順位が定着していく

キーワードの設定は必要な作業です。ただ、それだけでは楽天の評価が定着しない。ページに来た人が購入に進む状態になっているかどうかが、検索順位が定着するかどうかに直接関わります。

「アクセスを集めるから売れる」のではなく、「ページを見た人が買う理由を受け取れている状態が、転換率を上げ、それが楽天の評価につながる」という順序が実態に近い。

レビュー数と検索順位について。
「レビューが少ないから上位に表示されない」という見方もあります。レビューが評価に影響することはあります。ただ、転換率と売上実績が楽天の検索評価の中心にある以上、レビューを増やすことよりも先に、ページを見た人が購入に進める状態になっているかを確認する必要があります。

転換率が先にある

楽天SEOでアクセスが増えない場合、見るべき場所はキーワードではなく、ページを見た人が購入に進んでいるかどうかです。

転換率が低いまま検索順位を上げようとしても、順位は定着しにくい。来た人が購入に進まなければ、楽天はその商品を下げていきます。

キーワードを整えることと、ページで買う理由が届いていることは別の作業です。どちらかだけでは、もう一方が空白のまま残ります。

以下の状態が続いているなら、次のSEO施策の前に今のページを見る必要があります。

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次のSEO施策の前に

楽天SEOの現場では長年、「商品名にキーワードを入れ、タグIDを設定することで検索順位が上がる」という方向で語られてきました。SEO業者も、コンサルも、プラットフォームのセミナーも、その流れで案内してきました。

だから、キーワードと設定から手をつけてしまうのは自然です。ただ、そのまま施策を重ねると、ページで転換率が止まっている場所は見えないまま残ります。

楽天の検索順位が定着するかどうかは、キーワードの量よりも、ページを見た人が買う理由を受け取れているかどうかで変わります。ただし、自社ページのどこで転換率が止まっているかは、記事だけでは判断できません。