キーワードは増えた
RMSのアクセス画面を見る。
タイトルを変えた翌週、アクセスは少し増えている。
しかし、転換率は下がっている。
結果として、売上はほとんど変わらない。
「送料無料 ポイント20倍 ○○ △△ □□配合 ◇◇対応 ●●用」
127文字を埋めたタイトルを改めて読むと、何の商品なのかがすぐに分からない。
ただ、タイトルで入ってきた読者が、商品ページ前半で選ぶ理由を受け取れていなければ、アクセスが増えても転換率は動きにくくなります。
タイトルは、検索に見つけてもらうために必要です。
ただ、それだけではありません。
検索結果でタイトルを見た読者は、「このページは自分に関係あるか」を見ています。
そこで期待してクリックしたあと、商品ページ前半でその期待につながる内容が届いていなければ、読者はすぐに戻ります。
タイトルは、キーワードの置き場だけではなく、商品ページ前半へつながる入口です。
語順だけではない
商品タイトルを直しても売れないとき、キーワードの種類や語順が気になります。
重要語を先頭に置いていないのか。
まだ拾えていないサジェストがあるのか。
競合が使っている強いキーワードを入れていないのか。
この見方は自然です。
楽天の商品タイトル改善では、検索キーワードの種類や語順を見直す提案が出ることがあります。
これは必要な場合があります。
ただ、タイトルで入ってきた読者がページ前半で選ぶ理由を受け取れていなければ、アクセスが増えても転換率は動きにくくなります。
増やすほど薄くなる
サジェストツールで見つけたキーワードを追加する。
検索に引っかかる範囲は広がる。
しかし、タイトルの中で「誰に向けた商品なのか」が薄くなることがあります。
検索に引っかかる言葉が増えても、クリックした読者の状態が整っていなければ、転換率は上がりません。
アクセスが増えた週に転換率が下がっているなら、そのアクセスは購入に進みにくい読者を増やしている可能性があります。
見るべきなのは、キーワードの数だけではありません。
そのタイトルで入ってきた読者が、ページ前半で「この商品でよさそうだ」と受け取れているかです。
真似ても残る
売れている競合のタイトルを見る。
語順、キーワード、記号の使い方を参考にする。
同じように組み替える。
それでも売れないことがあります。
競合のタイトルが機能しているように見えても、理由はタイトルだけとは限りません。
レビュー数、価格、ポイント、ブランド認知、商品ページ前半の流れ。
それらが組み合わさって、クリック後に読み進められている可能性があります。
タイトルだけを真似しても、ページ前半で受け取る内容が違えば、同じ結果にはなりにくくなります。
入れ替えても終わらない
タイトルを頻繁に入れ替える。
アクセス数の変化を見る。
反応したキーワードを残す。
反応しないキーワードを外す。
それでも作業に終わりが見えない。
タイトルの反応を見ることは必要です。
ただ、アクセス数だけで判断すると、購入に進みにくい入口を増やしている可能性があります。
タイトルを変えたら、アクセス数だけでなく、転換率とページ前半の離脱も合わせて見る必要があります。
以下の状態が続いているなら、タイトルの前に確認すべき場所があります。
- タイトルを変えるたびにアクセスは変動するが売上が連動しない
- アクセスが増えた週に転換率が下がっている
- 自分の商品タイトルを見て、何の商品か瞬時に分からない
- サジェストキーワードを網羅しているのに検索順位が安定しない
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タイトルは入口
タイトルの先頭で「自分向けか」を受け取る
転換率が動くタイトルは、ただキーワードを並べているわけではありません。
検索結果で見えた瞬間に、読者が「これは自分に関係ある」と受け取れる入口になっています。
そのうえで、ページ前半でも同じ流れが続きます。
タイトルで期待した内容と、ページ前半で届く内容がつながっていれば、読者は読み進めやすくなります。
検索用の言葉と読者用の言葉を分ける
楽天の商品タイトルには、検索に必要なキーワードも必要です。
ただ、先頭の限られた文字にすべてを詰め込むと、読者が「自分向けか」を判断しにくくなります。
先頭では読者に向けた入口を作り、後半では検索に必要な言葉を補う。
この役割を分けると、検索への対応と読み進める理由が両立しやすくなります。
まず、今を見る
キーワードを見直すこと、語順を整えること、競合タイトルを参考にすること。どれも必要な場面があります。
ただ、それでも売上が動かないなら、タイトルの前に見るべき場所があります。
タイトルで入ってきた読者が、ページ前半でどこまで選ぶ理由を受け取れているか。
そこが見えれば、タイトルを直すべきか、ページ前半を直すべきかを判断しやすくなります。