楽天で売れる商品ページは、型から作らない

楽天の商品ページを作るとき、売れている競合やランキング上位の商品を参考にするのは自然です。

ファーストビューの次にベネフィット。その後に特徴、ランキング実績、レビュー、Q&A。成果が出ているページなら、その順番にも理由があるように見えます。

実際、参考になる部分はあります。情報の抜けや、見せ方の選択肢を知るには役立ちます。

ただし、同じ順番を自社商品へ移しても、同じ転換率になるとは限りません。

売れているページの順番は、その商品を買う人が必要とした情報に合わせてできているからです。

商品が変われば、最初に気にすることも、競合と比べるポイントも、購入前に確かめたいことも変わります。

その違いを見ずに型だけ移すと、ページは整っていても「知りたいことがなかなか出てこない」「結局どこが違うのか分からない」が残ります。

最初に決めるのは「何を比べて買う商品なのか」

たとえば、同じキッチン用品でも、軽さを重視する人と、蓄熱性を重視する人では最初に確かめたいことが違います。

軽さが気になる人なら、重さの数字だけでなく「片手で持ち上げるときにどれくらい違うか」が早く知りたいかもしれません。

一方、蓄熱性を重視する人なら、重さより先に「火を止めた後も温度が落ちにくいか」「煮込みで何が変わるか」を確かめたいかもしれません。

同じカテゴリでも、何を比べて買うかが違えば、先に必要な情報も変わります。
だから、掲載要素が同じでも、順番まで一律にはできません。

「ベネフィットを最初に置く」「レビューは後半に置く」といったルールだけでは、この違いを扱えません。

先に決めたいのは、この商品を探している人が、競合と何を比べ、何が分かればこちらを選べるのかです。

型を先に決めると、必要な情報より「入れるべき項目」を埋め始める

型を先に決めると、制作は進めやすくなります。

「ここにはベネフィット」「次はランキング」「ここにレビュー」と箱が先にあるので、素材を当てはめればページが完成するからです。

ただ、その作り方では、買い手が必要としているかどうかより、型に枠があるから載せるという順番になりやすくなります。

売れているページを見るときの違い
型を答えとして使う
上位ページと同じ要素を、同じような順番で揃える
型を参考資料として使う
なぜその情報がその位置にあるのか、買い手が何を確かめるための情報なのかを見る

ランキング1位のバッジも同じです。

商品の違いが分かった後に「本当に選んで大丈夫か」を確かめたい場面なら、実績は安心材料になります。

ところが、まだ商品の違いが分からない段階で競合と似たバッジを並べても、「こちらも1位、あちらも1位」という比較材料が増えるだけになることがあります。

レビューも、Q&Aも、仕様表も同じです。必要か不要かではなく、何を分かった後に見ると、その情報が役立つのかで位置が変わります。

楽天で売れる商品ページを作る5つの確認順

この順番を確認すると、必要なページ構成は商品ごとに変わります。

ある商品では実演写真が早い段階で必要になる。別の商品ではサイズ比較が先になる。レビューより仕様表を先に見せた方が分かりやすい商品もあります。

構成を変える基準は、「売れているページがそうしているから」ではなく、「この商品では次にこれが分からないと選べないから」です。

これなら、競合ページを参考にするときも、表面の順番をコピーするのではなく、そのページが何を解決しているのかを見られます。

AIや制作会社のテンプレートでも、同じ問題は起こる

テンプレートは制作を速くし、情報漏れを減らすのに役立ちます。AIに商品情報を渡して構成案を出す場合も、たたき台を作る用途なら便利です。

問題は、テンプレートやAIが出した順番を、そのまま「売れる順番」として採用するときです。

商品情報だけを見れば、特徴、ベネフィット、実績、レビューといった要素は並べられます。

しかし、それだけでは「楽天でこの商品を探している人が、実際には何と迷っているのか」「どの違いを重要だと思っているのか」までは決まりません。

そこを確認せずにページを整えると、説明はきれいでも、買い手が知りたい順番とはずれることがあります。

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まとめ|型を捨てるのではなく、型より先に買い手を見る

売れている商品ページを参考にすること自体は間違いではありません。

ただ、真似る対象を「ベネフィット→特徴→実績→レビュー」という表面の順番だけにすると、その商品では必要のない情報まで増え、逆に早く知りたいことが後ろへ回ることがあります。

まず、自社商品を探している人が何を比べ、何が分かればこちらを選べるのかを確認する。その後で、競合ページやテンプレートを参考にする。

この順番なら、型に商品を当てはめるのではなく、買い手に合わせて型を使えます。