依頼した。でも動かない
楽天に強い制作会社へ依頼した。ヒアリングも丁寧だった。写真も差し替え、バナーも整い、スマホでも見やすいページになった。
公開直後は、以前より良くなった実感がある。社内でも「見やすくなった」と言われる。
一週間後、RMSを見る。転換率はほとんど変わっていない。
このとき、「もっと実績のある会社にすればよかったのか」「次はコピー込みの会社にすべきか」と考えやすくなります。
見た目を整える前に、商品ページ前半で選ぶ理由が届く順番が決まっていないことがあります。
制作会社の主な役割は、渡された情報を見やすく整え、ページとして形にすることです。
これは必要な仕事です。ただ、何をどの順番で届けるかが決まっていなければ、見た目が整っても転換率は動きにくくなります。
依頼先の実績数やポートフォリオを見ることは必要です。ただ、それだけでは現在のページで読者がどこで止まっているかまでは分かりません。先に、商品ページ前半で選ぶ理由が届いているかを見る必要があります。
先に見る3つ
この3つが見えない状態で依頼が始まると、以前と同じ進め方になりやすくなります。
聞きにくい質問ではあります。ただ、依頼後に数字が動かないリスクを減らすためには、先に確認しておく必要があります。
見た目では選べない
複数社から見積もりを取る。ポートフォリオを並べる。楽天での制作件数を見る。
最終的には、「デザインが好み」「楽天実績が多い」「金額が妥当」という見方で選びやすくなります。
この判断は自然です。発注前に見えるものが、それくらいしかないからです。
楽天での制作件数が多いことは、仕様や運用に慣れているという意味では参考になります。
ただ、その会社が自社の商品ページで、読者が選ぶ理由を受け取る順番まで見てくれるかは別です。
ポートフォリオで見えるのは完成後の外観です。読者がページ内でどこに迷い、どこで購入に進んだのかまでは見えません。
お任せでも残る
自社で原稿を用意できない。ページ前半の流れも決められない。
その場合、「コピーライティング込み」「丸ごとお任せ」のプランが安心に見えます。
ただ、コピー込みかどうかだけでは、転換率が上がるかは判断できません。
コピー込みのプランでも、商品の説明を整える原稿と、読者が「これでよさそうだ」と思える順番で書く原稿は違います。
大切なのは、原稿を書く人が商品の特徴だけでなく、読者の迷いを見ているかです。
「丸ごとお任せ」に含まれている範囲が、ページ制作の進行と見た目の整理なのか、読者が選ぶ理由を受け取る順番まで含むのかを確認する必要があります。
依頼前に見ること
見た目の改善と転換率の改善を分ける
ページを綺麗にしたいのか、転換率を上げたいのか。
どちらも必要な場合があります。ただ、必要な作業は同じではありません。
見た目の改善は、写真、バナー、レイアウト、読みやすさを整えます。転換率の改善では、商品ページ前半で読者が「これでよさそうだ」と思える理由を受け取れているかを見る必要があります。
現在どこで止まっているかを見る
アクセスはあるのに購入に進まない。ヒートマップで前半が読まれていない。CTAまで到達していない。
こうした場所が見えているかどうかで、依頼後に受ける提案は変わります。
止まっている場所が分からないまま依頼すると、「綺麗に作り直す」提案に流れやすくなります。
集客提案をどう扱うかを見る
ページ改善の相談で「まず広告費を増やしましょう」「アクセスを集めましょう」という提案が出ることがあります。
集客が必要な場面はあります。ただ、転換率が低いままアクセスを増やすと、購入に進まないアクセスへの費用が増えます。
先に、商品ページで購入に進む理由が届いているかを見る必要があります。
同じ結果になるサイン
以下の状態が続いているなら、依頼先を変える前に確認すべき場所があります。
- 過去の依頼で「ページの原稿は店舗様でご用意ください」と言われた
- リニューアル後、「広告費を増やして集客しましょう」という提案しか出なかった
- 定例ミーティングが作業報告で終わり、転換率の分析が出てこなかった
- ポートフォリオを比較しても「どこも同じに見える」という感覚が続いている
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まず、前半を見る
楽天実績のある制作会社に依頼すること、ポートフォリオを比較すること、コピー込みのプランを選ぶこと。どれも必要な場面があります。
ただ、依頼しても転換率が動かなかったなら、次の依頼先を探す前に見るべき場所があります。
商品ページ前半で、読者が「これでよさそうだ」と思える理由を受け取れているか。そこが見えれば、誰に何を依頼すべきかも判断しやすくなります。