3ヶ月のはずだった
制作会社の提案書を開く。
「現在の転換率1.2%が1.8%に改善すれば、月間売上が〇〇円増加します。ページ制作費30万円は約3ヶ月で回収可能です」。
数字だけを見ると、判断しやすく見えます。
ただ、そこで止まる。
本当に転換率が1.5倍に動くのか。その前提が見えないからです。
今の商品ページで、転換率が動く前提があるかどうかです。
商品ページ改善では、転換率が上がった場合の回収試算が提示されることがあります。
これは判断材料として役立ちます。ただ、その前提である「転換率が本当に動くか」を確認していなければ、回収期間の計算は不安定になります。
回収期間を計算する前に、現在の商品ページで読者がどこで止まっているかを見る必要があります。
綺麗でも戻らない
ページが綺麗になった。情報も整理された。スマホでも見やすくなった。
それでも転換率がほとんど変わらないことがあります。
このとき、制作の質が悪かったと考えたくなります。ただ、見た目の問題だけではない場合があります。
デザインの改善は必要です。
写真が見づらい、文字が読みにくい、ページが古く見える。この状態では、商品を読む前に不安が出ることがあります。
ただ、読者が「なぜこの商品なのか」を受け取れていないまま見た目だけを変えても、転換率は動きにくくなります。
その場合、30万円はページの見た目には返ってきても、数字には返ってきにくくなります。
RPPとは別の話
ページ改善に30万円を払うか。RPP広告費を月10万円増やすか。
この2つを比べる場面があります。
どちらも売上を伸ばすための施策に見えます。ただ、見ている場所は違います。
RPPは人を増やす施策です。
ページ改善は、来た人が購入に進む状態を作る施策です。
今のページで選ぶ理由が届いていなければ、RPPを増やしても購入に進まないアクセスが増えやすくなります。
反対に、ページ前半で選ぶ理由が届く状態になっていれば、広告費の効き方も変わります。
まず小さく試す判断は自然です。ただ、選ぶ理由が届いていない場所を直さないまま安価な制作を繰り返すと、「安く試したが数字に返ってこない」が続きやすくなります。金額を抑えることと、転換率が動く場所を直すことは別です。
払う前に見る場所
何ヶ月で回収できるかを考える前に、見るべき場所があります。
現在の商品ページで、読者がどこで止まっているかです。
商品ページ前半で選ぶ理由が届いていないのか。CTA前で不安が残っているのか。価格やレビューだけで比べられているのか。
ここが見えないまま回収期間を計算しても、転換率の伸び幅は仮定のままです。
今のページで、読者が「これでよさそうだ」と思える理由を受け取れているかです。
以下の状態が続いているなら、改善費を払う前に確認すべき場所があります。
- 制作会社の試算では「3〜4ヶ月で回収」とあるが、転換率が本当に動く理由が見えない
- 過去にページを綺麗にしたが転換率が変わらず、費用が数字に返ってこなかった経験がある
- RPP広告費の追加とページ改善投資を比較しているが、どちらが先か判断できない
- 小さく試す改善を繰り返しているが、転換率のベースが変わっていない
URLを送るだけで、どこで選ぶ理由が届いていないかを2営業日以内に診断レポートで整理します。
まず、今を見る
商品ページ改善に費用をかけること、RPP広告費を増やすこと、制作会社の回収試算を見ること。どれも必要な場面があります。
ただ、費用を払っても転換率が動かなければ、回収期間は伸びていきます。
現在の商品ページで、読者がどこで止まっているか。そこが見えれば、ページ改善に投資すべきか、広告費を増やすべきか、商品ページ前半を直すべきかを判断しやすくなります。