アクセスはある

検索順位の改善に費用をかけた。タイトルにキーワードを入れ、タグも整えた。

RMSを見ると、アクセス数は増えている。検索から人は来ている。

けれど転換率は変わらない。売上件数も大きくは動かない。月末の入金額を見ても、増えた実感がない。

このとき、「もっとキーワードを追加すれば」「SEOがまだ足りないのでは」と考えやすくなります。

SEOは、商品ページに人を連れてくる施策です。
来た人が購入に進むかどうかは、商品ページで何を受け取るかで変わります。

SEOを強化することが間違いではありません。検索順位やアクセス数を増やすことは、必要な場面があります。

ただ、商品ページで購入に進む理由が届いていなければ、増えたアクセスは購入に変わりにくくなります。

SEOだけでは変わらない

アクセスがあるのに売れないとき、最初に見直されやすいのはSEOです。

より多くのキーワードを追加する。競合の上位ページを分析する。タイトルのキーワードを増やす。

これらは必要な場面があります。ただ、アクセスが来ているのに購入に進まない場合、見る場所は商品ページ側にも残っています。

SEOを見る前に確認すること
よくある見方
SEO対策がまだ不十分だから、アクセスが売上に変わっていない。さらに強化すれば売上は上がる
残っていること
商品ページで購入に進む理由が届いていない。検索から来た人が、ページ内で「この商品でよさそうだ」と受け取れていない

SEO支援では、検索順位やアクセス数を成果として見る場面があります。これは必要な確認です。

ただ、アクセスが売上に変わるかどうかは、商品ページ側も見る必要があります。検索で来た読者は、複数の商品を比べながらページを見ています。

そこで価格やレビュー以外の選ぶ理由が届かなければ、アクセスは増えても購入には進みにくくなります。

SEO支援が悪いという話ではありません。
SEO支援は、検索順位やアクセス数を増やす支援で役立つ場面があります。ただ、商品ページで選ぶ理由が届いていなければ、アクセスが増えても購入には進みにくくなります。

詰め込むほど遠くなる

楽天の商品名には、検索に必要なキーワードを入れることがあります。

「送料無料」「あす楽」「国産」「大容量」「3個セット」。こうした語句は、検索で見つけてもらうために必要な場面があります。

ただ、タイトルがキーワードの羅列になると、読者には何を選べばいいのか分かりにくくなることがあります。

キーワードを増やす前に見ること
よくある見方
キーワードをタイトルに多く入れるほど検索に見つかりやすくなり、アクセスも売上も増える
残っていること
検索に見つけてもらうことと、読者がクリックした後に購入へ進むことは別。タイトルで何を選べばいいか分かりにくくなることがある

検索に見つけてもらうことは大切です。

ただ、検索結果で読者が見ているのは、キーワードだけではありません。自分に関係がありそうか、競合より見る理由があるか、商品ページを開く価値があるかも同時に見ています。

SEOに寄せたタイトルが、読者にとっては「何が違うのか分からない商品名」になっていないか。ここを見る必要があります。

広告で戻しても止まる

SEOだけでは順位が安定しないとき、RPP広告で露出を補うことがあります。

広告費を増やせば、アクセスは増える。ランキングも維持しやすくなる。

ただ、商品ページで購入に進む理由が届いていないままでは、広告を増やしても同じ場所で止まりやすくなります。

広告で補う前に見ること
よくある見方
SEOとRPP広告を組み合わせてアクセスを増やせば、ランキングも売上も維持できる
残っていること
商品ページで購入に進まない状態のまま、アクセスだけを増やしている。広告を止めると売上も止まりやすい状態になる

RPP広告は、商品ページへ人を連れてきます。

ただ、アクセスが購入に変わるかどうかは商品ページで決まります。転換率が低いページに広告費を投じると、購入に進まないアクセスのために広告費が積み上がります。

広告を止めると売上が止まりやすいなら、広告が商品ページの弱さを外から補っていた可能性があります。

止まる3つの型

SEOには投資し、ページは数年間そのまま

SEO支援、SEOツール、広告費。アクセスを増やすための投資は続いている。

一方で、商品ページ自体は数年前のまま。サムネイルや商品説明も、当時のまま運用されている。

この状態では、アクセスは増えても購入に進む理由が古いまま残ります。読者の見方が変わっているなら、ページも見直す必要があります。

検索順位の変動だけを見ている

検索順位が上がると安心する。下がると不安になる。

順位を見ることは必要です。ただ、順位だけを追っていると、今あるアクセスがどれだけ購入に進んでいるかが見えにくくなります。

検索順位が上がっても売上が増えないなら、商品ページで購入に進む理由が届いているかを見る必要があります。

大きなキーワードだけを追っている

検索ボリュームの大きいキーワードは、多くのアクセスを集めやすくなります。

ただ、そのキーワードで来る読者は、まだ何を買うか決めていないことがあります。複数の商品を見比べ、価格やレビューで比較している状態です。

その読者に対して商品ページで選ぶ理由が届かなければ、価格の安い競合やレビューの多い競合へ戻りやすくなります。

売れるページ、流れるページ

アクセスが流れるページは、SEOで人を集めても、商品ページで選ぶ理由が届いていません。

読者はページを開いた後、価格やレビュー、ポイントを見て、別の商品へ戻ります。アクセスは来ていても、購入に進まないまま通過します。

売れるページは、検索から来た読者が商品ページの前半で「この商品でよさそうだ」と受け取れています。その状態でアクセスが増えると、売上にもつながりやすくなります。

SEOへの投資を売上に変える前に、見る場所があります。
検索から来た読者が、商品ページで購入に進む理由を受け取れているかです。

以下の状態が続いているなら、SEO強化の前に確認すべき場所があります。

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SEOを強化する前に、商品ページで購入に進む理由が届いているかを見る。
SEO対策を強化してもアクセスが売上に変わらないなら、商品ページで購入に進まない場所が残っている可能性があります。
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まず、ページを見る

楽天SEOを強化すること、検索順位を上げること、アクセス数を増やすこと。どれも必要な場面があります。

ただ、アクセスがあるのに売れないなら、SEOだけではなく商品ページを見る必要があります。

検索から来た読者が、価格やレビュー以外に何を見て購入に進めるのか。そこが見えれば、SEOを強化すべきか、商品ページを直すべきかも判断しやすくなります。