売上が増えても、1注文あたりの利益が減れば残らない

広告を増やして注文数が伸びれば、RMS上の売上は大きく見えます。

しかし、1注文を取るための広告費が上がり、ポイントやクーポンまで重なると、注文が増えるほど利益率が下がることがあります。

まず見るのは総売上ではなく、広告経由1注文あたりにいくら残っているかです。

ROASだけでは、原価・送料・ポイントまでは見えない

ROASが400%でも利益が残る商品と、残らない商品があります。

原価率、モール手数料、送料負担、ポイント原資、クーポン値引きが違うからです。

ROASを良し悪しの最終判断にせず、自社商品の粗利構造に対して何%まで広告費を使えるかを先に決めます。

CPCを下げる前に、1注文を取るまでに何クリック必要かを見る

CPCが高いと広告費は増えます。しかし、同じCPCでも転換率が高ければ、1注文あたりの広告費は下がります。

たとえば100円のクリックで10回に1回売れるなら広告費は1,000円、50回に1回なら5,000円です。

入札単価だけでなく、1注文を取るまでに必要なクリック数まで見ます。

ポイントとクーポンを重ねると、広告の採算ラインも変わる

広告で集客し、さらにポイント10倍、クーポン10%OFFを重ねると、購入率は上がっても利益が急に薄くなることがあります。

値引き施策は単独で見るのではなく、広告費と合わせた1注文あたりの販促コストとして見ます。

イベント時だけ売れる商品ほど、この合算が必要です。

広告を増やす商品と、先に止める商品を分ける

全商品へ同じように予算を増やす必要はありません。

広告経由でも利益が残る商品は伸ばす。売れるほど赤字になる商品は入札や販促条件を止める。転換率が低く採算ラインに届かない商品はページ改善を先にする。

商品ごとに「増やす・止める・直す」を分けると、広告費を一括で削るより判断しやすくなります。

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まとめ|広告費ではなく、広告経由1注文の残り方を見る

広告費が高いか安いかは、金額だけでは決まりません。広告経由の1注文から最終的に利益が残るなら、増やせる広告です。

売上、ROAS、CPCだけで判断せず、1注文あたりの販促コストと粗利を並べる。そこから増やす商品と止める商品を分けます。