変えた。売れなかった。

「競合が強いカテゴリに出品しているから埋もれている」と考えた。カテゴリを変えた。

アクセスの流れが少し変わった。転換率は変わらなかった。「もっとニッチなカテゴリなら競合が少ないはずだ」と考えて、また変えた。今度はアクセスも減った。

楽天のコンサルから「ブルーオーシャンのカテゴリを狙いましょう」と言われたが、アクセス自体が激減してしまった。

カテゴリ選定のセンスが悪いわけでも、レッドオーシャンだから売れないわけでもありません。
どのカテゴリからアクセスが来ても、ページで来た人が「この商品でよさそうだ」という理由を受け取れていなければ転換率は上がりません。

楽天の現場では長年、「まずはニッチなカテゴリでランキング実績を作り、権威性を持たせることが売上への近道だ」という流れで語られてきました。コンサルも、楽天SEO業者も、その方向で提案してきました。

だから、カテゴリの見直しから手をつけるのは自然です。ただ、そのまま続けると、ページで転換率が止まっている場所は見えないまま残ります。

ニッチにしたらアクセスが消えた

競合を避けようとしてマイナーなカテゴリに変えた。ランキング入賞はしやすくなった。しかしアクセスが減った。そもそも人が来なくなった。

カテゴリはアクセスの流入経路を決める要素の一つです。ただ、アクセスが増えても、来た人が「この商品を選ぶ理由」を受け取れていない状態では転換率は上がりにくいままです。アクセスが減ってしまえば、さらに難しくなります。

カテゴリ変更で変わること・変わらないこと
カテゴリで変わること
検索やランキングでの露出先が変わる。アクセスの流入経路が変わる。競合との重なりが変わる
カテゴリでも変わらないこと
来た人がページで「この商品でよさそうだ」という理由を受け取れているかどうか。カテゴリを変えても、この場所が変わらなければ転換率は動かない

カテゴリを変えることで、来る人の層が少し変わることはあります。ただ、どの層が来ても、ページの入口で「この商品を選ぶ理由」が届いていない状態が続いていれば、転換率は変わりにくいままです。

ランキング1位になった。売上は変わらなかった。

マイナーなカテゴリでランキング1位を取った。「ランキング1位獲得!」のバッジをページに貼った。売上件数は増えなかった。転換率も動かなかった。

ランキング実績を表示することは、来た人への信頼感を補う作業として機能する場合があります。ただ、来た人がページで「この商品でよさそうだ」という理由を受け取れていない状態では、ランキングバッジを見る前に離脱することが多くなります。

ランキング実績の掲載が効く場面・効かない場面
ランキング実績が効く場面
来た人がページで「この商品でよさそうだ」と感じた後、最終的な後押しとして機能する場面
ランキング実績が効かない場面
来た人がまだ「この商品でよさそうだ」という理由を受け取れていない状態。ランキングバッジを見る前に離脱している
複数カテゴリへの分散出品について。
同じ商品を複数のカテゴリに分けて出品することは、アクセス経路を増やす作業として有効な面があります。ただ、各ページで来た人が「この商品を選ぶ理由」を受け取れていない状態では、どのページも転換率が上がらないまま管理だけが増えていきます。カテゴリを増やす前に、今のページで転換率が止まっている場所を見ることが先になります。

どのカテゴリから来ても止まる場所は変わらない

転換率が動かない場合、カテゴリだけを変えても、同じ場所で止まり続けることがあります。

来た人がページで「この商品でよさそうだ」という理由を受け取れていれば、どのカテゴリから来ても転換率につながりやすくなります。その状態ができていないまま流入経路だけを変えても、同じ場所でまた止まる。

ただ、カテゴリ変更がまったく不要という話ではありません。

カテゴリが合っていないために、そもそも来る人が違っている場合もあります。商品名や広告で拾うべき人が変わっている場合もあります。一方で、流入は合っているのにページの前半で止まっている場合もあります。

同じ「カテゴリを変えても売れない」でも、見る場所は商品によって変わります。

ただし、自社ページのどこで転換率が止まっているかは、商品によって異なります。記事だけでは判断できません。

以下の状態が続いているなら、次のカテゴリ変更の前に今のページを見る必要があります。

無料診断
カテゴリを変える前に、今のページを見る。
カテゴリを変えても転換率が動かないなら、ページで来た人が止まっている場所が残っている可能性があります。
どこで止まっているかが分かれば、カテゴリ設定をどう考えるかの根拠も変わります。
URLを送るだけで、2営業日以内に診断レポートをお送りします。
今のページを診断する
※営業電話は一切いたしません。

次のカテゴリ変更の前に

楽天の現場では長年、「ニッチなカテゴリでランキング実績を作り、それを権威性として活用することが売上への近道だ」という流れで語られてきました。コンサルも、楽天SEO業者も、その方向で提案してきました。

だから、カテゴリの見直しから手をつけるのは自然です。ただ、そのまま続けると、ページで来た人が「この商品を選ぶ理由」を受け取れていない場所は見えないまま残ります。

転換率が動くかどうかは、カテゴリの設定やランキング実績ではなく、来た人がページで「この商品でよさそうだ」という理由を受け取れているかどうかで変わります。ただし、自社ページのどこで転換率が止まっているかは、記事だけでは判断できません。