アクセスがあるなら、集客だけの問題ではない
公開初日は、新着の露出で一定のアクセスが入る。応援購入もいくつか入る。ところが数日後、アクセスも応援購入も止まる。SNSで告知しても、活動レポートを更新しても大きく動かない。
このとき「もっと事前集客をしておけばよかった」「もっと商品の良さを書けばよかった」と考えたくなります。
もちろん、事前集客や広告が必要なプロジェクトはあります。ただ、すでにページを見ている人がいるのに応援購入へ進んでいないなら、集客量とは別に確認したいことがあります。
これは公開後だけの話ではありません。これからページを作る場合も、公開してから集客を増やす前に、この点を確認しておく必要があります。
「商品の良さを伝える」だけでは足りない
支援が伸びないと、スペックを増やす、写真を追加する、開発ストーリーを詳しくする、といった改善を考えやすくなります。
どれも必要な材料です。ただ、商品の良さが伝わることと、その商品を欲しくなることは同じではありません。
たとえば高性能な素材を使っていても、その性能が自分の生活で何を変えるのか分からなければ、読者にとっては「すごい商品」で止まります。
開発に何年かけたかも、それだけでは申し込む理由にはなりません。作り手のこだわりが、使う人にとってどんな違いになるのかまでつながって、初めて意味を持ちます。
では、悩みから書けばいいのか
ここまで読むと、「商品の説明から始めず、お客さんの悩みから書けばいい」と考えるかもしれません。
しかし、すべての商品でそれが正解になるわけではありません。
すでに欲しい商品が決まっていて違いを比べている人に、知っている悩みを長く説明すれば、かえって読む理由を失います。反対に、まだ商品の必要性に気づいていない人へ、いきなり機能や数字を見せても、その価値を判断できません。
だから、売れている他社ページの順番を真似するだけでも、悩み→商品→スペックのような型に当てはめるだけでも足りません。
必要なのは、その商品を初めて見る人がどこまで分かっていて、何が分かれば次を読みたくなり、最後に何を確かめれば申し込めるのかを、一つずつ合わせることです。
ページが綺麗でも、順番が合っているとは限らない
ここは、デザインの完成度だけでは判断しにくいところです。
写真が綺麗で、コピーも読みやすく、必要なスペックが全部入っていても、最初に知りたいことより先に別の説明が続けば離脱は起こります。
逆に、同じ写真、同じスペック、同じ商品でも、見る人が「これは自分に関係がある」と分かり、その次に知りたくなることへ答えていけば、情報の受け取られ方は変わります。
後者は、ページを作った本人ほど見えにくくなります。商品のことを知っているため、初めて見る人がどこで意味を取り違えるか、何がまだ分からないかを飛ばして読めてしまうからです。
告知や広告を増やす前に確認する
公開後に支援が止まると、SNS投稿、活動レポート、広告などでアクセスを増やしたくなります。
アクセス自体が不足しているなら、それは必要です。ただし、すでに一定のアクセスがあるのに申し込みが少ない場合、先にページ側を確認しないと、増やしたアクセスも同じところで離脱する可能性があります。
- アクセスはあるのに、応援購入がほとんど増えない
- 知人からの応援購入は入るが、知らない人から広がらない
- 商品の特徴や違いは十分に書いたのに反応が弱い
- 写真やデザインを整えても結果が変わらない
こうした状態なら、「もっと見せる」前に、初めて見る人がどこで止まっているのかを確認する方が先です。
一見ちゃんと作られているのに、どこで支援を取りこぼすのか。Makuake約60プロジェクトの経験から、公開前にも公開後にも確認できる典型的な失敗パターンを無料資料にまとめました。
自分の商品では、どこを確認すればいいのか
Makuakeで支援が集まらないとき、見るべきなのは「情報が足りないか」だけではありません。
その商品を見る人は、最初に何を知れば自分に関係があると思うのか。何が分かれば欲しくなるのか。機能やスペックは、どの段階なら価値として伝わるのか。
ここは商品によって変わります。だから、他の商品でうまくいったページを真似したり、「悩みから書く」「特徴を先に見せる」といった一つの型を当てはめたりするだけでは判断できません。
まずは、自分のページがどこで支援を取りこぼしやすいのかを知ること。その確認材料として、Makuakeで起きやすいページの失敗パターンをまとめています。