発送件数より、「今の配送体制で最後まで処理できるか」を見る

Makuakeのリターン配送は、実行者が対応します。Makuakeは配送代行サービスも紹介していますが、代行を使っても実行者側の管理がなくなるわけではありません。

自社発送か代行かは、荷物の数だけではなく、次の4工程を今の体制で処理できるかで決めます。

リターン配送の4工程
1|配送データを確定する
住所ロック後のサポーター情報を、発送に使うデータとして確定する。
2|商品を正しく梱包する
リターン内容、数量、同梱物、配送先を間違えずに荷物を作る。
3|発送する
送り状を発行し、運送会社へ引き渡す。
4|配送後に対応する
未着、住所変更、誤配送、破損などに対応し、Makuake上の配送状況も更新する。
自社発送か代行かは、
「何件あるか」より、「この4工程のどこを社内で安定して回せるか」で決めます。

自社発送を検討しやすいのは、既存の体制でMakuake分まで処理できるとき

普段からEC発送を行っており、Makuake分を追加しても通常業務へ無理なく組み込めるなら、自社発送を検討しやすくなります。

この体制がすでにあるなら、Makuakeのためだけに別の発送工程を作る必要はありません。

発送件数が少なくても、必要な準備は発生します。
発送経験がない場合は、少量でも梱包場所・資材・送り状・問い合わせ対応を新しく用意します。

配送代行を比較するのは、既存の発送体制だけでは処理しにくいとき

既存の発送体制だけではMakuake分を処理しにくい場合は、配送代行も比較します。発送体制がない場合だけでなく、出荷集中や特殊な配送条件がある場合も対象です。

Makuakeは現在、提携する配送代行サービスを実行者向けに案内しています。

配送代行を使う場合も、どのサポーターへ何を送るかは実行者側で確定して渡します。

代行へ任せても、住所データの確定は実行者側で行う

Makuakeでは、発送準備に入る前に「住所ロック」を行います。住所ロック前は、サポーター自身がお届け先を変更できます。

そのため、CSVを先に渡して発送準備を進めると、その後の住所変更が反映されず誤配送につながる可能性があります。

配送代行へ渡す前に確定すること
配送先
住所ロック後の氏名・住所・電話番号を使う。
送る商品
リターン名だけでなく、SKU・数量・セット内容まで配送用に整理する。
同梱物
説明書、お礼状、付属品など、荷物ごとに必要なものを決める。
例外対応
住所変更、出荷停止、再送などが発生したときの連絡先と締切を決める。

配送代行を使う場合ほど、「最終データはどれか」を1つに決めてから出荷を開始します。

物理作業を外注しても、サポーター対応は実行者側に残る

Makuakeでは、リターンの管理と発送は各プロジェクト実行者が行う仕組みです。サポーターから配送に関する問い合わせが来た場合も、実行者が対応します。

配送完了後は、実行者向け管理画面で配送状況を「お届け完了」に更新する必要もあります。

配送代行は「梱包・出荷を外に出す」方法です。
サポーターへの説明、住所変更の判断、配送トラブルの対応まで外へ消えるわけではありません。

全部を自社か、全部を外注かの二択にしなくていい

実務では、管理と物理作業を分けられます。

分け方の例
実行者側
住所ロック、発送データ確定、サポーター連絡、例外判断、配送状況更新。
配送代行側
商品保管、ピッキング、梱包、送り状発行、運送会社への引き渡し。

普段のEC倉庫が使えるなら、その倉庫へMakuake分も流す方法があります。倉庫がないなら、物理作業だけ代行へ任せる方法もあります。

判断したいのは、
「自社か外注か」ではなく、「どの工程を社内に残すか」です。

自社でも代行でも処理できるなら、費用と通常業務への影響を比べる

自社でも代行でも対応できる場合は、追加で発生する費用と、通常業務への影響を比べて決めます。

両方できる場合に比べること
自社発送
追加人員、梱包資材、作業場所、出荷作業に使う時間、通常業務への影響。
配送代行
入庫・保管・梱包・出荷などの代行費と、データ連携・例外対応にかかる社内作業。

自社の方が安くても通常業務が止まるなら、その影響まで含めて比較します。代行の方が高くても、短期間の出荷集中を吸収できるなら選ぶ理由があります。

自社発送か配送代行か|5つだけ確認する

すでに発送体制があり、この5点を処理できるなら自社発送を選びやすくなります。

発送工程を新しく作る必要があるなら、配送代行も含めて比較します。

Makuake後の一般販売
リターン配送だけで終わらない発送体制を作る。
Makuake後に一般販売へ進む場合は、楽天・Amazon・自社ECの在庫と発送も続きます。リターン配送の方法を、一般販売後の物流まで含めて整理します。
Makuake後の一般販売支援を見る
一般販売へ進む場合は、在庫・販路・商品ページ・販売開始日まで整理します。

結論|発送作業ではなく、配送工程全体で決める

判断の目安
既存体制でMakuake分まで回せる
通常業務へ大きな影響がなく、配送後対応まで処理できるなら自社発送を検討。
既存体制では処理しにくい
出荷集中や特殊条件を含め、社内だけで回しにくいなら配送代行も比較。
一部だけ外に出したい
データ確定とサポーター対応は社内、梱包・出荷は代行という分け方も可能。

自社発送か代行かは、発送数だけで決めません。

住所データの確定から配送後の問い合わせまでを並べ、処理できる工程と、外へ出した方が負担の小さい工程を分けて決めます。

公式情報の確認先
  • 配送責任:Makuakeではリターン配送を実行者が対応し、提携する配送代行サービスも案内しています。
  • 住所確定:住所ロック前はサポーターが住所を変更でき、発送前に住所ロックとCSV取得を行います。
  • 配送時:送付先、梱包、問い合わせ先、誤配送に注意するよう公式ヘルプで案内されています。
  • 配送後:配送完了後は管理画面の配送状況を「お届け完了」に更新します。
  • この記事の判断:「4工程のどこを社内で処理できるか」で自社発送・代行を分ける部分は、EC実務上の整理です。
Makuake公式|リターンの配送作業のサポートはありますか?
Makuake公式|サポーターは住所情報をいつまで変更できますか?
Makuake公式|住所CSVのダウンロード方法
Makuake公式|リターン配送時には何に気を付ければいいですか?
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