型は似た。でも届かない
Makuakeで数千万円を集めたプロジェクトのページを開く。見出しの順番、画像の配置、開発ストーリー、機能説明、リターンの見せ方。細かく書き出して、自社ページに当てはめる。
見た目はそれらしくなった。ページの流れも成功事例に近い。けれど申し込み率は上がらない。クリックはあるのに、支援通知は増えない。
このとき、型の真似方が甘いのか、デザインが弱いのかと考えたくなります。ただ、先に見る場所があります。
成功事例の見出し順や画像配置は参考にできます。ただ、その商品が選ばれた理由までは外から見えません。自社商品のページで、読者が今申し込む理由を受け取れているかを見る必要があります。
成功事例の型を参考にすることや、デザインを整えることが必要な場面はあります。読みにくいページでは、読者は途中で止まります。
ただ、それだけでは自社商品の申し込む理由が届かないことがあります。形は似ているのに、なぜ今支援するのかが伝わらないページになることがあります。
綺麗でも申し込まれない
プロのカメラマンに写真を依頼した。デザイナーにGIF動画とインフォグラフィックを作ってもらった。ページは視覚的に整い、SNSでも「素敵ですね」という反応が増えた。
しかし、支援通知は増えない。いいねは増えても、申し込み率は変わらない。
デザインの完成度は、ページの信頼感を作ります。写真が粗い、文字が読みにくい、ページが安っぽく見える。こうした状態では、申し込みに進みにくくなります。
綺麗なページと、申し込む理由が届くページは同じではありません。
見た目が整ったあとに必要なのは、読者がページを読み進める中で「今これに申し込んでもいい」と思える理由が増えていくことです。
増やしても読まれない
「情報が足りないから買われない」と考えて、スペックを追加する。開発の苦労話を長く書く。Q&Aを増やす。ページのスクロールは長くなる。
しかし、直帰率が悪化することがあります。情報が増えたのに、申し込み率が上がらない。
読者は冒頭で「自分に関係があるか」を見ています。そこで関係がないと思われた場合、後半にどれだけ丁寧な情報があっても届きにくくなります。
制作代行会社は、指定された内容を見やすく整え、公開できる状態に仕上げる役割を担うことが多いです。これは必要な役割です。ただ、今申し込む理由をどう届けるかは、別で確認する必要があります。
情報を増やす前に見るべきなのは、ページ冒頭で読む理由が届いているかです。
読者が「これは自分に関係がある」と受け取っていれば、後半のスペック、Q&A、開発ストーリーは納得を積み上げる材料になります。受け取れていなければ、詳しい情報は読まれないまま残ります。
A/Bテストの前に
申し込み率が上がらないとき、A/Bテストを続けるか、専門家に依頼するかで迷うことがあります。
画像を変える。見出しを変える。リターンの見せ方を変える。小さな改善を積み重ねることは必要です。
ただ、現在のページで今申し込む理由が届いていない場合、A/Bテストは「申し込む理由が弱いページ同士の比較」になりやすくなります。
外注先を選ぶ場合も同じです。提案の起点が「何をどう見せるか」に寄っている場合は、見た目や情報整理の提案が中心になっている可能性があります。
一方で、ページを開いた読者が何を受け取り、どこで申し込みに進むのかまで見る相手なら、依頼する内容は変わります。
- 大成功プロジェクトの型を真似て作ったが、申し込み率が1%に届かない
- プロにデザインを依頼して綺麗にしたが、いいねは増えても支援通知が来ない
- 情報を増やしたらスクロールが長くなり、直帰率が悪化した
- A/Bテストを繰り返しているが、申し込み率が動いていない
プロジェクトページのURLを送るだけで、2営業日以内に診断レポートをお送りします。
まず、申し込む理由を見る
型を参考にすることも、デザインを整えることも、情報を増やすことも必要な場面があります。
ただ、申し込み率が動いていないなら、最初に見る場所はそこではないかもしれません。
ページを開いた読者が、今申し込む理由を受け取れているか。読み進めるほど、自分に必要だと思える理由が増えているか。そこが確認できれば、型をどう使うか、デザインに何を頼むか、A/Bテストで何を見るかも変わります。