最初に見るのは、色でも余白でもFVでもない
AIで作ったLPは、各セクションだけを見ると整っていることがあります。
見出しがあり、画像があり、カードやFAQも揃っている。デザイナーから見ると、余白や文字サイズ、画像品質を直せば完成度を上げられそうに見えます。
ただし、最初の診断として一度だけ本文を隠し、H1とH2を上から読んでください。ここで主役のズレが見えたら、そのセクションの本文・画像・キャプションまで降りて原因を確認します。
ここが揃っていなければ、視覚的に整える前に情報の役割を直します。
AIでは、各セクションが自然でも「主役」が途中で変わることがある
AIは、一つひとつのセクションを自然に作ることができます。
その結果、局所では違和感がなくても、ページ全体では別々のメリットが主役になることがあります。
H1:忙しい朝を10分短縮する
H2:上質な素材で暮らしになじむ
H2:1台5役の多機能設計
H2:長期保証で購入後も安心
4つとも商品の長所かもしれません。
ただし「なぜこの商品を選ぶのか」が、時短・上質・多機能・安心へ4回切り替わるため、読者はそのたびに重要度を決め直します。
この状態で見出しを大きくし、カードを綺麗に揃えても、4つの主役がより見やすく並ぶだけです。
H1で始めた理由を、H2がどう深めているかを見る
H2がすべて同じ言葉を繰り返す必要はありません。
確認したいのは、H1で示した購入理由を、後続セクションが別の角度から確定しているかです。代表的には、具体化・仕組み・証拠・条件の4つへ整理できます。
実際には比較、反証、使い分け、FAQなど別の役割が必要なこともあります。重要なのは、H2が新しい主役を増やすのではなく、H1で始めた判断を前へ進めていることです。
各ブロックに「この場所を読んだら何が分かるか」を一文で付ける
次に、各セクションをデザイン用のパーツ名ではなく、読者が得る情報で呼び直します。
「数字訴求」ではなく、耐久性を試験結果で確かめる場所。
「比較表」ではなく、どのモデルが自分に合うか選ぶ場所。
こうすると、同じ説明を別デザインで2回置いている箇所や、何を伝えるためのブロックか分からない箇所を見つけやすくなります。
役割が重なるブロックは、デザインを変える前に統合する
AIで作ったLPでは、同じメリットを別の言い方で複数回説明していることがあります。
たとえば「時短できる」「朝に余裕が生まれる」「忙しい人に便利」が、それぞれ別のカード・別のセクションになっているケースです。
意味が同じなら、見た目を3種類作るより、一つのセクションへ統合し、使用場面・仕組み・証拠を同じ場所へ入れた方が読者は迷いません。
意味が揃ってから、視覚的に強くする場所を決める
ここで初めて、文字サイズ、余白、写真面積、コントラスト、カードの強弱を調整します。
- 最初に理解してほしい購入理由は最も強く見せる
- 主張を確かめる写真・数値は補足扱いにしすぎない
- 条件・注意事項は読める強さを保ちながら主役より一段下げる
- 同じ重要度ではない情報を、同じカード・同じ見出しサイズへ揃えない
デザインの仕事は、情報を全部強くすることではなく、読者が見る順番を画面上でも迷わないようにすることです。
AIで作った良い部分は残し、意味がずれた場所だけ直す
AI生成LPを改善するとき、全面リニューアルから始める必要はありません。
H1とH2のつながりが合っている。写真も使用場面を正しく見せている。比較表も必要な違いを説明できている。そうした部分は残せます。
変更範囲が小さくなれば、元のページより悪くするリスクも減らせます。
画面上で「何を最も強く見せるべきか」を先に確定することです。
H1・H2を揃えても売れないなら、次はLP全体の改善順序を見る
見出しのつながりを直しても、LPには流入、価格、証拠、コピー、フォームなど別の停止要因があります。
LP全体をどこから確認するかは、AIで作ったLPを売れるページに直す改善順序で、計測からテストまで順番に整理しています。
制作会社へ外注する場合に、AI利用の有無ではなく何を比較すべきかは、生成AI時代にLP制作会社を選ぶ基準で確認できます。