まず、見積もりに含まれている仕事を揃える
Amazonの商品ページ制作を外注するとき、最初に知りたいのは「結局いくらかかるのか」だと思います。ただ、公開されている料金にはかなり幅があります。
理由は単純で、同じ「商品ページ制作」でも、依頼できる範囲が違うからです。画像加工だけなのか、撮影を含むのか、A+まで作るのか、構成・コピー・競合確認まで含むのかで、見積もりは変わります。
まず相場感|数万円から数十万円まで幅がある
2026年8月時点で公開されている国内サービスを見ると、商品ページ制作は数万円台から、A+や撮影・構成設計まで含めると十数万円〜数十万円規模まで幅があります。
たとえば、Wacworksは基本的な商品ページ作成を1万〜5万円程度、A+制作を5万〜20万円程度の目安として紹介しています。@SOHOは、1商品あたり3万〜15万円、A+を含む場合は5万〜20万円程度を目安として整理しています。一方、A+制作単体でも15万円〜とする制作会社もあります。
この差だけを見ると相場が分かりにくく見えますが、依頼範囲を分けると比較しやすくなります。
1|画像制作だけなら、比較的費用を抑えやすい
構成や訴求内容を自社で決められていて、「この指示書どおりにデザインしてほしい」という状態なら、画像制作だけを切り出して依頼できます。
この場合、費用に影響するのは主に画像枚数、加工量、撮影の有無、修正回数です。ただし、安く作れても、そもそも何を見せるべきかが決まっていなければ、完成後に「見た目は整ったが売れ方は変わらない」ということがあります。
2|A+まで含めると、モジュール設計と制作量が増える
A+コンテンツは、画像・テキスト・比較表などを使って商品理解を補う領域です。Amazon公式も、A+では高画質画像、テキスト、比較モジュールなどを使って商品やブランドを説明できると案内しています。
そのため、通常の商品画像に加えてA+の構成、画像制作、文章、公開作業まで含めると費用は上がります。
3|撮影を含めると、撮影条件で見積もりが変わる
物撮りだけなのか、モデル撮影が必要なのか、スタジオ・ロケーションが必要なのかで費用は変わります。商品のサイズや点数、使用シーンの多さによっても差が出ます。
制作会社の料金だけを比較する前に、「既存素材で作れるのか」「新規撮影が必要なのか」を分けておくと見積もりを比較しやすくなります。
4|構成・コピーまで任せると、考える工程の費用も加わる
画像制作の前に、競合を確認し、誰が何と比較しているかを整理し、どの順番で何を伝えるかまで決めてもらう場合、単純なデザイン制作とは別に、何をどう伝えるかを考える工程が増えます。
Amazon公式も、商品詳細ページでは商品名、画像、箇条書き、説明、検索用語、A+など複数の要素を整えることを推奨しています。つまり、ページ全体を改善するなら「画像だけ」では終わらないことがあります。
・競合・レビュー調査
・訴求構成
・コピー作成
・商品画像制作
・撮影
・A+制作
・登録・公開作業
・公開後の改善
安いか高いかは、同じ依頼範囲に揃えてから判断する
「A社5万円、B社15万円」という比較だけでは、B社が高いとは限りません。A社は画像制作だけ、B社は構成・コピー・A+まで含んでいるかもしれないからです。
見積もりを取るときは、最低でも次の5点を揃えて確認します。
- 何枚・どの表示面まで含むか
- 構成とコピーは誰が決めるか
- 撮影は含むか、素材支給か
- A+制作・登録まで含むか
- 修正・公開後改善はどこまで含むか
費用を抑えるなら「不要な範囲を外す」
安い制作先を探すより、まず自社でできる範囲を外した方が費用を調整しやすくなります。撮影済み素材がある、構成が決まっている、コピーが完成しているなら、その部分を発注から外せます。
逆に、何を載せるかから決めてほしいのに、デザイン作業だけを安く発注すると、後から構成をやり直す可能性があります。費用を抑える目的であっても、必要な仕事まで削らないことが重要です。
見積もりで見るべきなのは、制作費より「含まれる仕事」
Amazon商品ページ制作代行の費用には幅があります。だからこそ、相場の一点を探すより、自社がどこまで外注したいのかを先に決める方が比較しやすくなります。
画像制作だけでよいのか、構成・コピー・A+まで必要なのか。それが決まれば、自社にとって高いか安いかを判断できます。