内製か外注かは「安い方」で決めない

Amazon商品ページを自社で作るか、外注するか。比較するときに制作費だけを見ると、内製の方が安く見えます。ただし、社内工数、修正回数、公開までの時間、改善できる範囲まで含めると判断は変わります。

逆に、外注すれば必ず良くなるわけでもありません。自社に商品理解があり、構成を作れる担当者と制作リソースがあるなら、内製の方が速いこともあります。

見るべきなのは「作れるか」ではなく、「継続して改善できる状態か」です。

判断基準1|社内に「何を作るか」を決める人がいるか

PhotoshopやCanvaを使える人がいることと、Amazon商品ページを設計できることは同じではありません。画像を作る前に、競合、レビュー、検索語、価格、商品固有の違いを整理し、何をどの順番で伝えるかを決める必要があります。

社内に何を載せるかを決められる人がいるなら、制作だけを内製化できます。いない場合は、デザイナーを採用するより先に、構成設計まで外注した方が早いことがあります。

判断基準2|制作量と更新頻度が、社内リソースに合っているか

新商品が年に数点で、既存商品の更新も少ないなら、専任人材を抱えるよりスポット外注の方が合理的なことがあります。

反対に、毎月多くの商品を追加し、画像差し替えやA+更新を繰り返すなら、都度外注は発注・見積もり・確認の工数が増えます。その場合は内製化、または継続契約型の外部パートナーを検討します。

判断基準3|公開後に数字を見て直せるか

商品ページは、一度作ったら終わりではありません。Amazon公式でも、商品名、画像、箇条書き、検索用語、A+、価格、在庫など複数要素の改善を推奨しています。

社内でセッション、クリック、ユニットセッション率、広告成果などを見ながら「次に何を直すか」を決められるなら、内製の強みが大きくなります。作ることはできても、次に何を直すか決められないなら、外部の専門性を使う方が進めやすくなります。

内製が向いている状態

外注が向いている状態

全部を内製/全部を外注の二択にしなくていい

実務では、完全内製か完全外注かの二択にする必要はありません。

役割の分け方
社内
商品情報、在庫、価格、顧客理解、事業上の優先順位を持つ
外部
競合整理、構成、コピー、撮影、デザイン、A+制作など不足する専門性を補う

たとえば、商品理解と素材準備は社内、構成とデザインは外注。あるいは構成は社内、制作だけ外注。このように不足する工程だけ切り出せます。

迷ったら「次の3商品」を基準に考える

今の1商品だけを見ると、スポット外注が安く見えたり、内製で十分に見えたりします。そこで、今後3商品を同じ品質で作ると仮定して考えます。

誰が構成するか、誰が画像を作るか、何回修正するか、公開後に誰が見るか。その工数が現実的なら内製、社内業務が止まるなら外注を使う方が合理的です。

内製か外注か迷ったら、社内で回せない工程だけ外へ出す

デザインだけが足りないなら制作だけ外注すればよく、構成から決められないなら設計まで外注する必要があります。反対に、社内にAmazon経験と改善体制があるなら、すべてを外へ出す必要はありません。

自社で回せる工程を残し、社内で回せない工程だけ外へ出す。これが内製と外注を分ける最も実務的な考え方です。

外注先を探す場合は、Amazon商品ページ制作会社の選び方もあわせて確認できます。