最初に「セッション不足」か「来た後の転換不足」かを分ける

Amazonの商品ページ改善で何から手を付けるか迷ったら、最初にデザインや画像を選びません。売上が止まっている場所を、セッションとユニットセッション率に分けます。

セッションが足りない商品と、セッションはあるのに購入されない商品では、最初に直す場所が違います。広告、SEO、商品ページを同時に触る前に、この分岐を確定します。

「売れない」を一つの問題として扱わない。来ていないのか、来た後で止まっているのかを先に分けます。

1|セッションが少ないなら、商品ページの中身より入口を見る

商品詳細ページへの訪問自体が少ないなら、ページ内のCVR改善だけでは売上の母数が増えません。検索露出、広告表示、クリック率、在庫・販売条件など、流入前の問題を確認します。

Amazon Adsも、インプレッションが多いのにクリック率が低い場合はメイン画像・タイトル・価格などを確認し、クリックは多いのにコンバージョン率が低い場合は商品詳細ページを見直す、という切り分けを案内しています。

2|セッションはあるのに売れないなら、ユニットセッション率を見る

訪問は取れているのに注文が増えない場合は、商品詳細ページ到達後の購入前に残っている迷いを確認します。ここで初めて、画像、Bullet、A+、価格、レビュー、配送条件などを候補にします。

ただし「CVRが低い=画像を全部作り直す」とは限りません。購入者が最初に止まっている判断を探します。

3|広告経由だけ悪いなら、流入の質とページの約束を照合する

自然検索では売れるのに広告経由では転換しない場合、商品ページだけを直しても解決しないことがあります。広告で期待させた内容と、遷移先の商品詳細ページで最初に確認できる内容が一致しているかを見ます。

広告ターゲティングが広すぎる、検索語と商品適合が弱い、クリック時の期待と商品ページの訴求がずれている。この場合は、広告と商品ページを別々に改善せず、接続を確認します。

4|商品ページを直すなら、購入者が最初に迷う場所から見る

商品ページ側に問題があると分かった後も、タイトル・画像・Bullet・A+を一斉に変えません。

作り方そのものは、Amazon商品ページの作り方|メイン画像・サブ画像・Bullet・A+の役割で整理しています。

5|広告と商品ページを同時に大きく変えない

広告設定と商品ページを同時に大きく変えると、売上やユニットセッション率が動いても、何が効いたのか判定しにくくなります。緊急の在庫・価格問題を除けば、ボトルネックを一つ決め、変更後の数字を確認して次へ進みます。

改善順を決める簡易フロー

最初に見る数字 → 次に見る場所
セッションが少ない
検索露出、広告表示、クリック率、メイン画像・タイトル・価格など入口側を確認する
セッションはある/転換しない
商品詳細ページ内で購入者が迷っている場所、価格、レビュー、配送条件を確認する
広告経由だけ弱い
ターゲティングと商品適合、広告の約束と遷移先ページの整合を見る

「何から改善するか」は、施策一覧ではなく停止点で決める

メイン画像から、タイトルから、A+から、と固定順にすると、自社商品の停止点と関係ない施策へ工数を使うことがあります。先にセッションと転換を分け、その後に購入者が最初に迷う場所を特定する方が、改善理由と検証結果をつなげやすくなります。