外注前に「良くしてください」をやめる

外注前に決めたいのは、『デザインをきれいにする』ではなく、何を変えたい案件なのかです。検索結果のクリックなのか、商品詳細ページ到達後の購入なのか、A+で不足している説明なのかで依頼内容は変わります。

目的が曖昧なままでは、画像会社は画像、SEO会社はキーワード、運用会社は広告を提案します。

準備1・2|対象ASINと現状の数字を固定する

まず対象ASINと期間を決め、セッション、ユニットセッション率、売上、広告経由比率など現在の基準値を保存します。バリエーションがある場合は、どの子ASINまで対象かも決めます。

外注後に数字が変わったかを見るには、変更前の基準が必要です。

準備3|どこから来た人が買っているかを確認する

Amazonでは、検索、広告、ブランドストア、外部流入など入口が違えば、商品ページ到達前に分かっていることも違います。どの流入が多いかを確認します。

広告で特定のベネフィットを伝えているなら、商品ページで同じ説明を最初から繰り返す必要はありません。反対に、検索流入では比較情報が先に必要な場合もあります。

準備4・5|商品仕様と使える素材を揃える

寸法、素材、性能、同梱物、保証、使用条件など、正確な商品仕様をまとめます。次に、商品写真、使用シーン、検査結果、実績、レビューなど、実際に使える素材を揃えます。

外注先に『強みを考えてもらう』前に、証明できる事実を渡します。
証明できない差は、外注先にも作れません。

準備6|競合は「真似する相手」ではなく比較条件として見る

競合ページは、画像順を真似するためではなく、買い手が何を比べているかを見るために使います。価格、サイズ、用途、レビュー、保証、機能など、比較されている条件を洗い出します。

そのうえで、自社商品が本当に違う点、同じ点、負けている点を分けます。

準備7|誰がどこまで触るかを決める

構成、コピー、画像、撮影、A+、動画、登録、広告のうち、誰がどこまで担当するかを決めます。社内デザイナーがいるなら、外注は構成・コピーまでに限定する選択もあります。

結論|外注先を探す前に、発注書の中身を作る

この7項目が揃うと、外注先へ『何を改善してほしいか』を具体的に伝えられます。会社選びはその後です。

発注内容が決まっていれば、安い制作会社でも十分な案件と、戦略設計から必要な案件を分けられます。