データを送った

転換率を上げたい。

まず診断を受けようと考え、RMSを開く。転換率の推移、アクセス数、客単価をまとめる。ヒートマップのキャプチャも用意する。

これだけあれば、どこを直せばいいか分かるはずだと思う。

数日後、診断レポートが届く。

ファーストビューの直帰率が高い。テキスト量が多い。スマホで読みづらい。画像が暗い。

指摘は分かる。

ただ、そこで止まる。

では、どこをどう直せば転換率が動くのか。

データを用意したことが悪いわけではありません。
RMSやヒートマップで分かるのは、主に「どこで止まっているか」です。「なぜそこで止まったのか」は、商品ページ前半の流れと合わせて見る必要があります。

RMSの数字は、過去に起きた結果を記録しています。

ヒートマップは、読者がどこで止まったかを示します。

どちらも必要な情報です。ただ、それだけでは読者が何を受け取れずに止まったのかまでは分かりません。

診断を受ける前に見るべきなのは、現在の商品ページで読者がどこで止まっているか。そして、その前に選ぶ理由を受け取れていたかです。

数字では見えない

RMSのデータを揃える。ヒートマップを用意する。アクセス数、転換率、客単価、滞在時間を共有する。

この準備は必要です。

ただ、数字を揃えても、読者がなぜ止まったのかまでは見えません。

データを見る前に確認すること
よくある見方
RMSの転換率、アクセス数、ヒートマップを準備すれば、診断で商品ページの改善点を見つけてもらえる
残っていること
データで分かるのは主に結果と位置。読者がどんな状態でページに来て、何を受け取れずに止まったのかは、商品ページ前半と読者の見方を合わせて見る必要がある

診断では、RMSの数値やヒートマップをもとに現状を整理する場面があります。

これは必要な場合があります。

ただ、数字で分かるのは主に「どこで止まっているか」です。

「なぜそこで止まったのか」は、商品ページ前半の流れと合わせて見る必要があります。

青い場所だけではない

ヒートマップを見ると、ある箇所が青く表示されている。

読まれていない。離脱されている。

では、そこを差し替えようと考える。

画像を変える。テキストを短くする。位置を入れ替える。

それでも転換率が変わらないことがあります。

青い場所を見る前に確認すること
よくある見方
ヒートマップで青く表示されている箇所が止まっている場所であり、そこの画像やテキストを差し替えれば転換率が改善する
残っていること
読者がその箇所で止まった理由は、そこより前にあることが多い。前半で選ぶ理由が届いていなければ、その箇所だけを差し替えても同じ場所が残りやすい

ヒートマップは、読者が止まった場所を示します。

ただ、止まった理由までは示しません。

読者がページ途中で離脱するとき、その箇所自体ではなく、それより前に何を受け取れていたかが影響していることがあります。

青い箇所だけを直す前に、そこにたどり着く前の流れを見る必要があります。

AI診断や自動スコアリングについて。
AI診断ツールや自動スコアリングサービスは、デザインの改善点、文字量、画像の明るさなどを整理するうえで役立ちます。ただ、表示上の指摘を直しても、商品ページ前半で選ぶ理由が届いていなければ、転換率は動きにくくなります。

詳細にしても残る

無料診断では浅いと感じ、有料の詳細診断を依頼する。

より多くのデータを送る。より時間をかけた分析を受ける。競合リサーチも入れてもらう。

それでも返ってくる提案が、「もっとベネフィットを強調しましょう」「競合と比べて訴求が弱い」という内容にとどまることがあります。

詳細診断の前に見ること
よくある見方
より詳細なデータを揃え、ヒートマップ分析や競合リサーチを含む診断を受ければ、改善すべき箇所が明確になる
残っていること
提供したデータの範囲では、読者がなぜ止まったのかまでは見えにくい。自社の商品を見に来る読者の状態、比較中の見方、選ぶ理由が届いているかを別で確認する必要がある

診断側が見られるのは、提供された情報の範囲です。

RMSとヒートマップを受け取れば、そのデータから読み取れる範囲で提案が作られます。

ただ、自社の商品を見に来る読者が、どんな状態でページに来ているか。競合と比較しながら何を見ているか。なぜ自社商品がその読者に必要なのか。

この情報は、データにはそのまま含まれていません。

だから、診断を受ける前に、現在ページで止まっている場所と、選ぶ理由が届いているかを見る必要があります。

止まる3つの型

商品のこだわりだけを準備している

診断の準備として、独自の製法、素材へのこだわり、開発背景をまとめる。

これらは大切な情報です。

ただ、商品情報だけでは、読者がどんな状態でページに来ているかまでは見えません。

転換率を左右するのは、読者が「この商品は今の自分に合いそうだ」と思えるかどうかです。商品のこだわりと同じくらい、読者が何に困り、何を試し、どこで迷っているかを見る必要があります。

悪い箇所を直そうとしている

診断を依頼するとき、「どこが悪いかを教えてもらえれば直せる」と考える。

診断で返ってきた「ここが悪い」という指摘を受け取り、その箇所を直す。

ただ、読者がその前に選ぶ理由を受け取れていなければ、部分を直しても同じ場所が残ります。

診断後の動きが決まっていない

診断を受ける前に、結果を見たあと誰が何を直すのかが決まっていない。

とりあえず無料で診断を受けて、それから考える。

この進め方だと、診断結果が出ても実行まで進みにくくなります。

診断で分かった内容を、誰がどう直すのか。診断前にそこまで見ておく必要があります。

以下の状態が続いているなら、改めて診断の目的を確認する必要があります。

無料診断
データを送る前に、現在の商品ページで止まっている場所を見る。
RMSやヒートマップは、止まっている場所を見るうえで役立ちます。
ただ、なぜ止まっているかを見るには、商品ページ前半で選ぶ理由が届いているかを合わせて確認する必要があります。
URLを送るだけで、2営業日以内に診断レポートをお送りします。
診断前に止まる場所を確認する
※営業電話は一切いたしません。

まず、今を見る

RMSの数値を整理すること、ヒートマップを用意すること、診断を受けること。どれも必要な場面があります。

ただ、診断を受けても「結局どこをどう直せばいいか」が見えないなら、データの前に見るべき場所があります。

現在の商品ページで、読者がどこで止まっているか。そこが見えれば、何のデータを用意すべきか、誰に何を依頼すべきかも判断しやすくなります。