内製で失敗しやすいのは、作れるかどうかより「何を直したか」が残らないとき
社内で改善できること自体は強みです。気づいたときにすぐ修正できます。
一方で、担当者ごとに気になった箇所を直していくと、複数の変更が同時に入りやすくなります。
転換率が動かなかったとき、どの修正が効かなかったのか分からなければ、次の改善につながりません。
修正前に「何が原因だと思うか」と「何を見て判定するか」を決める
『なんとなく古い』『競合より弱い』だけで直すと、完成後の評価も『きれいになった』で終わりやすくなります。
たとえば、1枚目でクリック後の期待が続いていない、サイズ情報が見つけにくい、レビューまで到達していない。原因候補を具体化します。
そのうえで、転換率、離脱位置、問い合わせ内容など、修正後に何を見るかを決めます。
一度に全部直すと、良くなっても悪くなっても理由が分からない
ファーストビュー、商品画像、レビュー、FAQ、価格訴求を一度に変更すると、結果の原因を切り分けにくくなります。
全面改修が必要なケースはあります。ただ、日常の改善では変更単位を小さくした方が学習が残ります。
一つの原因仮説に対して、必要な範囲だけ直すのが基本です。
競合を真似るなら、見た目ではなく「何を解決しているか」を見る
売れている競合のバナーや順番をコピーしても、自社で同じ結果になるとは限りません。
その要素が、価格不安、サイズ不安、比較の迷いなど、何に答えているのかを見ます。
自社に同じ問題がなければ、その要素を足す理由もありません。
内製を続けるか外注するかは、直した結果を次の改善に使えるかで決める
社内に商品知識があり、原因仮説を立て、修正し、数字を確認できるなら内製は十分可能です。
反対に、修正が増えるだけで原因が分からない、担当者の時間が取れない、第三者の見方が必要という状態なら外部を使う意味があります。
外注費の安い高いだけでなく、改善の学習が残るかで決めます。
内製と外注の分担そのものを検討する場合は、ECの商品ページを内製するか外注するかの考え方で確認できます。
まとめ|内製の問題ではなく、修正と結果をつなげられるかを見る
自社で作ること自体が失敗原因ではありません。
何を直したのか、なぜ直したのか、何を見て結果を判定するのか。この三つが残っていれば、改善は次へつながります。残っていなければ、修正回数だけが増えていきます。