ノウハウを読んだ。動けない。
そろそろページを本格的に改善しないといけない。そう思って検索を始める。
ファーストビューが重要。レビューを集める。ベネフィットを書く。写真をプロに頼む。競合分析をする。情報はたくさん出てきます。
しかし読めば読むほど、手が止まる。自社のページに当てはめたとき、どこから直すべきかが分からないからです。
競合のページをキャプチャして並べる。「このページは商品説明の前に実績が来ている」「こちらはファーストビューに価格を出している」。順番は見える。けれど、自社も同じ順番でいいのかは分からない。
今のページで、読者がどこで止まっているかです。
ネットの改善ノウハウは、作業を始めるきっかけになります。ファーストビュー、写真、レビュー、ベネフィット。どれも必要な場面があります。
ただ、それだけでは今のページで読者が止まっている場所までは分かりません。止まっている場所が分からないまま作業を増やすと、手を動かしているのに転換率が変わらない状態になりやすくなります。
作業リストが増えるほど、始められなくなる
まず写真から。次にコピー。それからデザイン。改善の作業リストを作ろうとします。
リストを作るたびに、候補だけが増える。でも、今のページで読者がどこで止まっているかが分からない。だから、どの作業を選べばいいか決められません。
まずファーストビューを整えましょう。写真をプロに撮ってもらいましょう。レビューを増やしましょう。こうしたノウハウは、作業として分かりやすい。
ただ、作業として分かりやすいことと、今のページに必要なことは別です。今のページで何が届いていないのかが見えなければ、作業を増やしても数字は動きにくいままです。
綺麗になった後に残るもの
まずはファーストビューから始めよう。そう決めて、Canvaで新しいトップ画像を作る。競合より見栄えが良くなった。公開する。
転換率は変わらない。次はレビューを集めよう。次は写真を差し替えよう。作業がまた増えていきます。
ファーストビューが綺麗になることで、ページの印象は変わります。次を読みたくなる可能性も上がります。
ただ、その後に買う理由が届かなければ、読者は離脱します。目を引くことと、購入に進むことは別です。
広告費を先に使って、転換率のデータを集めてから改善する考え方があります。ただ、ページを見た読者に買う理由が届いていない状態でアクセスを集めると、転換しない読者が増えてCPAが悪化しやすくなります。広告費を使う前に、ページ内で止まっている場所を見る必要があります。
競合を真似た先で起きること
売れているページを参考にすれば正解が分かる。そう考えて、競合ページの順番を書き出す。
同じような順番で情報を並べる。見た目の流れは近づきます。しかし転換率は改善しない。
競合ページが売れている理由は、外側から見るだけでは分かりません。順番が良いのか、訴求が強いのか、レビューが多いのか。見えているのは、完成したページの形だけです。
競合の順番を真似ても、なぜその順番で売れているかまでは移せません。結果として、似た見た目のページになり、価格やレビューで比べられやすくなります。
初めての改善で止まっている店舗に共通する3つの状態
フルリニューアルの見積もりで止まる
制作会社に相談すると、全体的にフルリニューアルが必要です、と提案される。費用は数十万円。その費用で本当に転換率が上がるのか、確証が持てない。
部分的に自分で直そうとしても、どこから手をつけるか分からない。結局、ページは変わらないまま時間が過ぎます。
新しく作ることと、買う理由が届くことは別です。新しく作ったページにも、読者が止まる場所が残っていれば、費用をかけた別バージョンの低いページが完成します。
ノウハウを集めるほど、選べなくなる
レビューを集める。ベネフィットを前面に出す。スマホ最適化する。ファーストビューのキャッチコピーを変える。
ノウハウを集めるたびに、試すべき候補が増えます。しかし、それぞれが自社のページに必要なのかを判断できない。どれも中途半端に終わりやすくなります。
候補を増やす前に、今のページで読者がどこで止まっているかを見る必要があります。
競合を真似て、独自性が消える
競合のページを参考にして、自社ページを作り直す。見た目が競合に近くなる。
しかし、自社商品の独自の強みが薄くなり、どこにでもある似たようなページになることがあります。転換率は改善せず、「うちの商品の何が良いのか分からなくなった」という感覚が残る。
競合の型を参考にすると、競合と同じ土俵に立ちます。同じ土俵では、価格やレビュー数で判断されやすくなります。自社商品がなぜその読者に必要なのかは、競合ページからは見つかりません。
以下の状態が続いているなら、作業を始める前に確認すべき場所があります。
- ネットの改善ノウハウを集めるほど、何から始めるべきかが分からなくなっている
- ファーストビューや写真を変えたが転換率は変わらず、次に何をすればいいか分からない
- 競合のページを参考に構成を真似たが、自社商品の独自性が消えてしまった
- 制作会社の見積もりを受け取ったが確証が持てず、改善が止まったまま時間が過ぎている
どこから直すべきかを確認します。
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まとめ
初めて商品ページを改善するとき、まずファーストビューから、写真をプロに、レビューを集める、競合のページを参考にする、といった情報が目に入ります。どれも必要な場面があります。
ただ、作業の候補を増やしても、今のページで読者が止まっている場所は見えません。止まっている場所が見えないまま作業を重ねると、何度変えても転換率が動かない状態になりやすくなります。
作業を始める前に確認すべきなのは、今のページで読者がどこで止まっているかです。そこが見えると、ファーストビューを変えるべきか、写真を撮り直すべきか、コピーを変えるべきかが判断しやすくなります。