結論|「いくらか」より先に、「どこからどこまで任せる料金か」を揃える
Makuakeページ制作の見積もりを比較すると、金額に大きな差が出ます。
この差をそのまま「高い・安い」で比較すると、実際には別の仕事を同じ商品として比べることになります。
ターゲット・構成・コピーから決めるのか、決まった原稿を画像化するのか。撮影・入稿・審査修正まで含むのかで、同じ「ページ制作」でも依頼範囲が変わります。
Makuake公式の現行料金ページでは、プロジェクトページを外部制作会社へ委託する場合、制作費用の目安は30万円〜と案内しています。一方、制作会社との契約内容によって料金・二次利用条件などは異なるとも明記されています。
つまり「Makuakeページ制作は30万円が相場」と固定するのではなく、30万円〜という公式目安を起点に、何が含まれる契約なのかを比較するのが実務的です。
Makuake公式:
料金・手数料|Makuake
プロジェクトページは“販売員”!作り込むためのコツ
1|最初に、Makuake手数料とページ制作費を分ける
まず、Makuakeへ支払う手数料と、制作会社へ支払うページ制作費を分けます。
| 費用 | 何に対する費用か |
|---|---|
| Makuakeのサイト掲載費 | 相談・掲載自体は無料 |
| Makuake手数料 | 応援購入総額の税抜20%。決済手数料込み |
| ページ制作費 | 外部へ構成・コピー・デザイン等を依頼する場合の費用 |
| 広告費 | 広告を利用する場合に別途発生 |
| 撮影・配送等 | 依頼範囲によって別途発生 |
Makuake公式でも、ページ作成そのものは実行者側で行うことが基本で、担当キュレーターによるページへのアドバイスはMakuake手数料の範囲に含まれています。
一方、ページそのものを制作会社へ作ってもらう費用は手数料の範囲外です。
したがって、制作会社の見積もりを見るときに「Makuake手数料まで含んだ料金」と考えないようにします。
2|原稿・構成が決まっているほど、外注する工程は少なくなる
社内ですでに次のものが決まっている場合、外部へ任せる工程をデザイン・画像制作・入稿などへ限定できます。
- ターゲット:誰に向けた商品かが確定している。
- ページ構成:何をどの順番で説明するかが確定している。
- コピー:見出し・本文が完成している。
- 写真・動画:ページに必要な素材が揃っている。
そのため、構成・コピーから任せる案件とは依頼範囲が異なります。
逆に、商品資料だけを渡し、「売れる構成を考えてほしい」「コピーも決めてほしい」「何を撮影すればよいか分からない」という状態なら、同じ制作費では比較できません。
「何ページ作るか」より先に、「こちらで何を完成させて渡す必要があるか」を聞きます。
原稿支給と構成から任せる制作の違いは、Makuakeで原稿支給と構成から任せる制作の違いで詳しく整理しています。
3|「構成から任せる」なら、誰が何を決めるかを見る
構成から任せる制作では、デザイン前の判断が料金に含まれます。
| 工程 | 制作側が決める内容 |
|---|---|
| 商品理解 | 仕様、販売条件、証拠、既存素材の確認 |
| 顧客設計 | 最初に応援購入する顧客層と使用場面 |
| 構成 | 何をどの順番で判断してもらうか |
| コピー | ヘッドライン、見出し、本文、比較表現 |
| 証拠設計 | 何を写真・実演・数値で確かめるか |
| リターン接続 | 本文の価値と価格・数量・条件をつなぐ |
ここまで含む場合、成果物は「ページデザイン」だけではありません。
何を伝えれば応援購入判断が進むかを決め、その判断を画面へ落としたページが成果物になります。
4|撮影・動画・入稿まで含むかで、追加費用が変わる
同じ30万円台の見積もりでも、撮影や入稿が別料金なら最終支払額は変わります。
見積もりでは、最低でも次を分けます。
| 作業 | 確認すること |
|---|---|
| 写真撮影 | 商品撮影、モデル、ロケ、スタジオを誰が負担するか |
| 動画 | 支給動画の編集か、新規撮影・CGまで含むか |
| 図解 | 構造図、比較図、サイズ図を新規制作するか |
| 管理画面入稿 | 完成データ納品までか、Makuakeへ入稿するか |
| 審査修正 | 審査指摘を受けた修正を何回・どこまで対応するか |
| 公開前確認 | スマートフォン表示、リターン、条件まで確認するか |
Makuake公式でも、制作会社へ依頼した素材はECサイトやパンフレットへ二次利用できるケースがある一方、契約内容により異なるとしています。
納品データの権利や二次利用範囲も、金額と一緒に確認しておきます。
5|定額制と成果報酬型は、「表示価格」ではなく総支払額で比べる
制作会社によっては、定額だけでなく、固定費+成果報酬や成果報酬のみの料金体系があります。
成果報酬型では、応援購入総額が大きくなるほど制作会社への支払額も増えます。
たとえば、小西マーケティングの現行料金は、固定費15万円(税別)+Makuakeページ上の応援購入総額15%(税別)です。
| 応援購入総額 | 固定費 | 成果報酬15% | 制作サービスへの支払額 |
|---|---|---|---|
| 300万円 | 15万円 | 45万円 | 60万円 |
| 500万円 | 15万円 | 75万円 | 90万円 |
| 1,000万円 | 15万円 | 150万円 | 165万円 |
※すべて税別。Makuakeへ支払う手数料、広告費、撮影等の追加費用は含みません。
この料金体系は、固定費だけを比べると15万円ですが、最終的な制作サービスへの支払額は応援購入総額によって変わります。
自社が想定する応援購入総額を入れ、最終的にいくら支払う契約になるかまで計算します。
6|制作会社を比較するときは、この8項目を同じ表にする
| 確認項目 | 比較する内容 |
|---|---|
| 1. 戦略・ターゲット | 誰に何を理由に応援購入してもらうかまで決めるか |
| 2. 構成 | 原稿支給か、ページ全体の判断順から作るか |
| 3. コピー | 見出し・本文まで含むか |
| 4. デザイン | 何枚・どこまでの画面制作か |
| 5. 写真・動画 | 指示だけか、撮影・編集まで含むか |
| 6. 入稿・審査修正 | データ納品までか、公開画面完成までか |
| 7. 追加費用 | 撮影、モデル、翻訳、CG、広告等が別料金か |
| 8. 料金体系 | 定額、固定+成果報酬、成果報酬のどれか |
この8項目を揃えれば、「A社30万円、B社50万円」という価格差を、初めて同じ条件で比較できます。
7|安い・高いではなく、「社内に残る仕事」を最後に見る
外注費が安くても、社内で構成、コピー、撮影指示、入稿、審査修正を担当するなら、その工数は消えていません。
逆に費用が高く見えても、商品資料から公開画面完成まで任せられるなら、社内に残る仕事は少なくなります。
見積書を見たら、「この金額を払った後、自社では何を完成させる必要がありますか?」と確認します。
ページ制作をいつ依頼するかは、Makuakeページ制作はいつ依頼する?公開2〜3か月前から逆算する準備スケジュールもあわせてご覧ください。
まとめ|Makuakeページ制作費は、依頼範囲を揃えてから比較する
Makuake公式の現行案内では、外部制作会社へページ制作を委託する場合の費用目安は30万円〜です。
ただし、その30万円に何が含まれるかは契約によって異なります。
自社に必要な工程を決め、同じ依頼範囲で見積もりを比べることです。