クリックが取れているなら、最初に広告→LPの接続を見る

広告のCTRは悪くない。CPCも想定内。それなのにLPへ送ると注文が増えず、ROASが合わない。

この状態で広告設定だけを触り続ける前に、広告でクリックした理由がLPの冒頭でも続いているかを確認します。

広告は「この先を見たい」という理由を作ります。
LPの最初の仕事は、その理由をリセットせず、次に知りたいことへ進めることです。

AIで作ったLPが売れない一般的な原因は別記事で扱います。ここでは、広告流入がありROASが伸びないケースに限定します。

広告で分かったことを、LP冒頭で一から説明し直していないか

広告で「充電切れを気にせず一日使える」と理解してクリックした人に、LP冒頭で「大容量バッテリーとは?」から説明し直す。これは一見丁寧ですが、読者にとっては通過済みの話です。

広告で一つ納得しているなら、LPはその次に残った疑問へ進む必要があります。実際にどれくらい持つのか、重くないのか、従来品と何が違うのか。広告ですでに分かったことをLPでもう一度説明すると、クリック後の勢いが止まります。

生成AIは広告文とLPを別々に作ると、同じ情報をきれいに繰り返しやすい

生成AIに「Meta広告を作って」「次にLPを作って」と別々に依頼すると、それぞれ単体では整った文章が出ます。

しかし広告で何を理解させ、その結果LPに何を残すかまで指定しなければ、広告とLPの両方で同じ特徴・同じベネフィット・同じ問題提起を繰り返しやすくなります。

単体最適と接続設計の違い
広告単体
クリックしたくなる理由が成立しているか
LP単体
商品説明が分かりやすく揃っているか
ROASで必要
広告で終わった理解を引き継ぎ、LPで次の疑問だけを解消して購入まで進める

ROASが伸びない場所は、3つに分けて確認する

1.広告では反応されるが、LP冒頭で期待が切れている

広告の訴求とLPのファーストビューが別テーマになっている、広告で見せた使用場面がLPにない、クリック理由への答えが下部まで出てこない。この場合、広告を強くするほど離脱するアクセスも増えます。

2.LPは読まれるが、比較したときの選択理由が残らない

滞在時間やスクロール率は悪くないのに購入されないなら、接続だけでなく中盤以降を見ます。AIがカテゴリ共通のメリットを整然と並べても、「他ではなくこれ」の理由がなければ比較へ戻られます。

3.買いたい状態まで進むが、証拠・価格・条件で止まる

カート到達やCTAクリックがあるなら、冒頭を全面改修する前に購入直前の不安を確認します。レビュー、保証、配送、返品、価格根拠など、最後に残る疑問への回答が不足している可能性があります。

広告とLPを同時にAIへ渡し、「何を引き継ぐか」を決める

生成AIを使うこと自体が問題ではありません。問題は、広告とLPを別々の制作物として生成し、間の接続を設計しないことです。

AIへ渡す前に、人間側で少なくとも次の3点を決めます。

この3点が決まれば、AIは広告文やLPコピーを作る速度を大きく上げられます。逆にここが未定のままプロンプトだけを精密化すると、説明は上手くなってもROASの原因には触れないことがあります。