任せてはいけないのは「広告代理店」ではなく、担当が曖昧な領域
広告代理店に広告運用を任せること自体が問題なのではありません。広告運用に強い代理店もあれば、LP改善まで一体で支援する会社もあります。
問題になるのは、誰が「広告をクリックした後、ページで何を伝え、どう改善するか」を担うのかが決まっていない状態です。
契約と体制の中で、広告後のページ改善を誰が担うかを明確にします。
この記事では、代理店選びそのものではなく、ECで広告運用を外注するときに「任せきりにしない方がよい領域」を整理します。
広告運用と商品ページ改善の担当を分けて確認する
広告運用では、誰に配信するか、どの広告でクリックを取るか、いくらで流入を獲得するかを改善します。
一方、商品ページでは、流入した読者が「自分に合うか」「他商品ではなくこれを選ぶか」「価格に納得できるか」を確かめながら購入を決めます。
同じ会社が両方を担当しても構いません。重要なのは、広告運用だけでなく、ページ改善まで実際の担当範囲として扱われているかです。
「LPのCVRが低い」で止まるなら、改善責任が空白になっている
定例会議で「広告の反応は悪くありませんが、LPのCVRが低いですね」と言われる。ここまでは分析です。
その次に「どの判断が止まっているのか」「何をどう変えるのか」「誰が検証するのか」まで決まらなければ、LP改善の担当は実質的に空白です。
バナーを変える、ボタンを大きくするといった作業案ではなく、なぜその変更が必要なのかまで説明できる状態かを見ます。
広告クリエイティブとLPの約束がずれると、両方を改善してもつながらない
広告で強く伝えた理由と、クリック後のページ冒頭で最初に確認できる内容が違うと、流入の質だけでは説明できない離脱が起きます。
広告担当が広告だけ、制作担当がLPだけを見ていると、それぞれの成果物は良くても、前後の判断がつながらないことがあります。
広告で完了した判断を、LPが次の判断へ引き継ぐ必要があります。
ROASが悪いとき、代理店変更・広告増額・LP改修を一度に決めない
ROASが下がると、代理店を替える、広告予算を増減する、LPを作り直す、と複数の施策が候補に上がります。
しかし、広告側で流入効率が落ちているのか、ページ側で購入率が落ちているのかを分けずに動くと、何が効いたのか分からなくなります。
ROASの原因分解そのものは、EC広告のROASが改善しない理由で、広告・CVR・客単価に分けて確認できます。
広告代理店に任せきりにしない4つの確認
- 広告後に、読者が最初に何を確認すべきか
- 商品ページのどこで読者が迷っているか
- 広告で約束した内容を、LPがどう引き継ぐか
- ページ改善の仮説と検証を、誰が責任を持つか
代理店がこの領域まで担当しているなら、任せて問題ありません。担当していないなら、自社または別の担当者が持つ必要があります。
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まとめ|外注先ではなく、広告後のページ改善を誰が担うか決める
ECで広告代理店に任せてはいけない領域は、「代理店だから任せてはいけない」と決まっているわけではありません。
広告後のページ改善を誰も担当していない状態を作らないことが重要です。広告運用、広告クリエイティブ、商品ページ改善の役割を分け、前の判断から次の判断へつながっているかを確認します。
そのうえで、広告側に問題があるなら運用を改善し、ページ側に問題があるなら商品ページを直す。代理店変更は、その切り分けの後に判断できます。