おすすめ会社を見る前に、自社が外に出したい仕事を決める
楽天運用代行会社は、分析・広告・イベント・商品ページ制作・CRM・商品登録など対応範囲が会社ごとに違います。会社名から比較を始めると、「実績が多い」「料金が安い」といった別々の基準を同時に見て迷いやすくなります。
先に自社の課題と委託範囲を決め、そのあと同じ7基準で会社を比較します。
基準1|自社のボトルネックを特定してから施策を出しているか
アクセス不足、CVR低下、客単価、広告効率、イベント依存では、最初に触る場所が違います。「楽天ならまずRPP」「まずSEO」のように施策から入る会社ではなく、店舗データから原因を分ける工程があるかを確認します。
基準2|提案だけか、実装まで進むか
楽天市場公式のRMSには店舗構築、受注管理、メール、データ分析など複数機能があります。運用代行でも、分析と提案だけの会社、RMS設定まで行う会社、商品ページ制作まで含む会社があります。
基準3|商品ページ改善を、デザイン制作だけで終わらせないか
ページ制作が含まれていても、見た目を整えることとCVRを改善することは同じではありません。どの商品を直すか、何を購入理由として先に見せるか、改修後に数字をどう確認するかまでつながっているかを見ます。
基準4|広告・イベント・ページを別々に運用していないか
楽天では広告でアクセスを増やしても、商品ページで選ばれなければ売上にはつながりません。スーパーSALE等で値引きして売れても、通常期に戻ると止まる場合もあります。
広告担当、制作担当、運用担当が別でも構いません。ただし、同じ商品について「今は集客を増やすのか、CVRを直すのか」が一つの優先順位で管理されているかを確認します。
基準5|実績の数字に、何を担当した成果かが付いているか
「売上○倍」「月商○億円支援」といった実績だけでは、自社で再現できるか判断できません。元の月商、期間、広告費、セール、新商品投入、担当範囲を確認します。
「その売上増加で、御社が変えたのは何ですか?」
答えが商品ページ、広告、商品選定、価格、イベントなど具体的なら、支援内容を比較できます。
基準6|AIを使うかではなく、戦略・訴求・優先順位を誰が決めるか
AIで分析補助や文章作成をすること自体は問題ではありません。発注側が避けたいのは、自店の数字や商品を見ずに、似たレポートや施策案が量産される状態です。
「この3商品のうち、最初にどれを直すか」「CVR低下とアクセス低下が同時に起きたら何を優先するか」など、具体的な判断方法を聞きます。
基準7|料金体系と契約期間が、支援内容に合っているか
固定型、成果報酬型、複合型のどれが良いかは、店舗によって変わります。成果報酬なら総売上か純増か、固定型なら制作・広告等の追加費用、どちらも最低契約期間と解約条件を確認します。
7基準を一枚で比較する
最後に見るのは「有名か」ではなく、自社の次の一手を減らせるか
運用代行を入れても、店長が毎回「次は何をやればいいですか」と考え続けるなら、判断負荷はあまり減りません。必要なのは作業人数を増やすことではなく、店舗データから優先順位が決まり、その判断が実行まで進む体制です。