最初に分けるのは、ネットでは解決できない条件か、情報不足か
ECには、売りやすい商品と難しい商品があります。
ただし、難易度が高いことと、EC販売そのものが成立しないことは別です。
先に分けるのは、商品ページでは補えない制約か、オンラインの判断材料が足りないだけか。
配送・設置・法規制・採算は、ページ改善だけでは消えない
次のような条件は、説明を増やすだけでは消えません。
- 送料・破損・温度管理など配送コストが大きい
- 設置・施工・現地確認が購入条件になっている
- 法規制・本人確認・販売地域の制約がある
- 返品時の損失が大きく、試し買いが成立しにくい
- 広告費・決済手数料・物流費を含めると採算が合わない
こうした条件は、ECに出す前に事業条件として確認する必要があります。
高額・説明が必要・実物確認は、まず情報で補えるかを見る
不向きに見える理由が、情報で補えるかを見る
高額
価格そのものか、価格に見合う違い・実績・保証が確認できないのかを分ける。
説明が必要
店員が説明している内容を、比較・動画・FAQ・相談導線へ置き換えられるかを見る。
実物を見たい
何を実物で確かめたいのかを分け、写真・動画・サンプル・返品制度で補えるかを見る。
具体例|「家具はECに向いていない」ではなく、何を座って確かめているかを見る
家具を店舗で買う人は、単に実物を見ているのではありません。
座面の硬さ、体格との相性、サイズ感、素材感、部屋に置いたときの大きさなどを確認しています。
このうち、寸法・設置イメージ・素材・利用者の体格別情報はオンラインでも補えます。
一方、「必ず本人が座って決めたい」という条件が強い商品なら、店舗送客を残す意味があります。
座面の硬さ、体格との相性、サイズ感、素材感、部屋に置いたときの大きさなどを確認しています。
このうち、寸法・設置イメージ・素材・利用者の体格別情報はオンラインでも補えます。
一方、「必ず本人が座って決めたい」という条件が強い商品なら、店舗送客を残す意味があります。
ネットだけで決められない部分だけ、相談や店舗へ渡す方法もある
ECで情報収集し、店舗で確認して購入する。店舗で商品を知り、ECで再注文する。オンライン相談を挟んでECで決済する。
商品によっては、購入までの一部だけをECへ任せる方法もあります。
「ECで完結しない=EC失敗」ではありません。
EC完結と店舗送客の分け方は、ECで購入を完結させるべき商品・店舗へ送客した方がいい商品の違いで扱います。
売れても利益が残らないなら、ECで続けにくい
ECで注文が取れても、送料、広告費、決済手数料、返品、梱包費を含めて利益が残らなければ継続できません。
そのため「売れる商品か」と「ECで事業として成立する商品か」は分けて判断します。
特に重量物、低単価商品、返品率が高い商品では、CVRだけでEC適性を決めないことが重要です。
「ECに向いていない」と決める前に5つ確認する
- オンラインで買う前に確定できないことは何か
- その情報は写真・動画・比較・相談で補えるか
- 配送・設置・法規制に大きな制約があるか
- 返品・保証で購入前の不安を減らせるか
- 広告・物流・決済を含めて利益が残るか
商品カテゴリの名前だけでEC適性を決めず、「何がオンラインでは終わらないのか」を具体化する。
店舗では売れるのにECでは売れない場合は、実店舗では売れるのにECで売れない理由で、店舗が補っている判断を確認してください。
説明量が多い商品に絞る場合は、説明が必要な商品はECでは売れない?へ進んでください。
自社EC・商品ページ改善
「ECに向いていない」と決める前に、オンラインで不足している条件を分ける。
商品情報、配送、採算、購入前の確認事項を整理し、EC完結・相談導線・店舗送客のどこが適するか確認します。
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EC販売を無理に前提化せず、商品と販売条件に合う購入経路を確認します。